「雨格子の館」クリア。
普段は微ネタバレであれば気にしない本ブログだが、
内容が内容だけに、ちょっと遠慮する。
ネタバレ部分は記事2にまわすので、本記事では感想と、
あいまいな記述での評価にとどめる。
総合評価は、
「ゲームシステムはかなり面白い。だが、もう少し工夫すべき点があるかもしれない」。
システムは意欲的で、それなりの成功を収めている。
だが、「もう一歩」という部分も若干見られた。
「なかなかいいんだが、おしい」というところか。
ゲームの最大の特徴は、「殺人を防げる」点。
連続殺人+見立て殺人、という内容であるが、
犯人が出すヒントを元に、それを妨害する行動を取り続ければ、
初日以外の殺人は、すべて防ぐことができる。
ヒントの出し方や防ぎ方などは若干疑問点も残るが、
システムとしては非常に面白い。
そうやって、犯人の動きを封じながら、情報を集め、
犯人のアリバイ崩しや動機をさぐっていく感じだ。
雰囲気やストーリーはなかなかいいが、
まあ、推理モノの「お約束」などはあり、
その辺が受け入れられない人にはつらいかもしれない。
ミステリー、推理、クローズドサークル……
このあたりの単語に惹かれるひとには、なかなかオススメできる作品だと思う。
ゲームとしてみた場合は、若干不満点もある……が、
これにふれると致命的なネタバレを含むので、感想その2にゆずる。
「ゲームとしてみると」やはり欠点はあると思う。
また、インターフェイスや見せ方なども改善の余地はあると思う。
情報の見せ方、得かた、ミスディテクションの方式など、
もうちっと整理してあげてもいいんじゃないかな、と思う。