「Gears of War」 とりあえずカジュアルモードをクリア。
評価的には非常に高い。
とにもかくにも、「スゲー」ゲームであるのは確かだと思う。
要点としては、やはり、通信協力プレイをあげておきたい。
いままでのアクションゲームの2Pと同じではあるが、
ネットワーク上で協力者を募るため、
★友人の時間や遊びにくる手間などを考慮しなくていい
★すぐ出来るし、すぐやめられる
★画面分割などのプレイ感の低下がない
などの大きなメリットがある。
今後の動静を断じる上で参考になるゲームであるのはいないと思う。
通信協力プレイは面白い。
私の場合、いまのところ知らない人に手伝ってもらってのプレイしかやっていないが、
それでも十分に面白く、楽しかった。
これに、フレンドやボイスチャット(英語はわからんのだ)などを絡めたときの
面白さは、いったいどれぐらいなのか。
FF11をはじめてやったときと似たような印象を受けている。
可能性的には、非常に広がっていると思う。
だが、一方で、このスタイルが、
日本でいままで作られてきたゲームとは、若干そぐわない形式であることも否めない。
ぱっとこのシステムを見たとき、メタルギアに無双、鬼武者といったゲームなら、
すぐにでも同じような対応が可能なんじゃないか、と思った。
だが、今のところの日本のゲームは、一人用アクションゲームであっても、
「ストーリー/展開を魅せる」という部分にかなりの重点が置かれている。
同じようなゲームシステムで長時間のプレイを引き出すためのギミック、といってしまえばそれまでだが、
日本で好まれているゲームは、そういうものだ。
「Gears of War」のストーリーは、あって無きが如し、だ。
だから、どこから参加しても面白いし、シチュエーションさえわかっていれば、
話はすべてスキップしてもいい。
これは、この通信協力プレイという形には、完全にフィットしている。
果たして、このスタイルで日本人に好まれるスタイルのゲームが作れるのか?
あるいは、旧作のシリーズを、この形式に直しきれるのか?
そのあたり、非常に疑問が残る。
まあ、デザイナーのセンスが問われるところではあるが……。
「Gears of War」の通信協力プレイは、非常に面白かった。
だが、今のところ、それは、
それ用に特化・カスタマイズされたゲームであるから、面白かった、というシロモノだ。
そういうゲームが、日本でも望まれるのか?
そういうゲームが、日本に定着しうるのか?
この点、はたしてどうなるか、といった部分である。
アメリカほどではないが、相当に望まれる傾向になるのは間違いないと思うが、
さて、旧来のゲームとの兼ね合いがどれほどになるか。
ある程度、今後のメジャースタイルになるのは間違いないだろう。
ドラゴンクエスト9にも、Wi-fiを使った通信協力プレイが搭載されるかもしれない。
そうなったとき、他のゲームがどういう方向にすすむか、だ。