前回までで、だいたい、ゲームの方向性は見えてきたでしょうか。

もうすこしデータ面を充実させる必要はありそうですが、

そういうことは時間がかかる部分でもありますので、あとにまわします。

さて、今回は、ちょっと視点を変えて、

このゲームを「いったいどこの層に売るのか」ということを考えてみましょう。


DSの市場の場合、ターゲットとして考えられる層は、以下の通りになります。


・ 非ゲームファン層: 

 「脳を鍛える」系だけやってる層

・ カジュアルゲーマー層: 

 普段あまりゲームやらない。でも、Nintendogsやぶつ森をやってる

・ ライトゲーマー層: 

 時々ゲームをやる層。

・ 低年齢ゲームファン層:

 小学生など。ポケモンなどを中心としたゲームユーザー。

・ ゲームファン層:   

 ここを見てるような人たち。いわゆる「ゲームファン」


DSの市場で「おいしい」といわれていいるのは、カジュアルを中心として、

上3つをターゲットにしたゲームです。

ですが、このゲームの性質からいって、これらが受け入れられるのは難しいでしょう。

ライトゲーマーを意識しつつ、残り2つを中心ターゲットとして考えることになります。

さて、低年齢層と、ハードゲームファン層、どちらを狙うべきでしょうか。

ゲームの仕組みからいって、このシステムを楽しんでくれる層は、

おそらく最後の層でしょう。

しかし、この層は、比較的DSの購入率が低い層でもあったりします。

(DSでマニア向けゲームがでない/売れない一因ですね)


そこで、これらの層にアピールできる要素もさがしていくことになります。

いままであげたアイデアは、ゲームのシステムとしてのものばかりで、

いかに売るか、どんな印象付けをするのか、といった点は、おざなりになっていました。

いわば、ゲームの外装部分です。これについても、考えておかなければならないでしょう。

ゲームに、どのような雰囲気をもたせるのか。

どういう層が好みそうな絵柄・デザイン・設定にするのか。

ここも考えていかなければなりません。


うまく外装やデザインを調整すれば、システム同じ、登場ロボットの違う

2バージョンを作成し、小学生層とコアゲームファン層、

両方にむけて1つづつ売るようなこともできるかもしれません。

……が、実現性は低いので、

やはりどちらかをメインターゲットにしなければならないでしょう。


今回からは、少し、このあたりを考えておくこととします。

……以下、次回。