唐突ですが、最近、

「DSのすれ違い通信を使って、面白いゲームができないかなあ」

考えるています。


いえ、すでに面白いゲームはいくつかあるわけなんですけどね。

まだまだ可能性があるんじゃないかなあ、と。

いくつかアイデアがあったので、推敲したりしていたんですが、

つらつら考えていくと、どーにも実現性が薄い。

ただ、そのまま捨てるのも惜しいので、ここで、

そのアイデアを文章にしてみたいな、と思います。

いわば、一本のゲームを「アイデア→企画書」にするまでの流れを、

追ってみよう、という感じですね。


アイデアの根幹は、

「すれ違い通信で対戦ができないか?」というものです。


DSのすれ違い通信は、いろいろな使われ方をしていますが、

現在の主流は交換・交流といったものがほとんどで、

対戦を主軸にしたものはあまりみられません。


しかし、ゲームといえば、やはり対戦でしょう。


交換や交流はもちろん面白いものですが、やはり、

対戦の与えてくれる面白さというものは、捨てがたいものがあります。

wi-fiを使った対戦であれば、マリオカートDSがありますが、

すれ違いでの対戦を中心にしたゲームは、まだないでしょう。

(あるかな? まあ、あってもいいんだけど)

いろいろ工夫すれば、面白い物が作れるかもしれません。


まず、このアイデアを、どういう風にしたら実現できるか、考えてみましょう。


まず、すれ違いでプレイするわけですから、

アクション性をもたせるわけにはいきません。

事前に戦うモノを用意しておいて、すれ違ったら、そのモノ同士で戦う。

そんな感じにするべきでしょう。

アクション性がないことは、対戦ゲームとしてはマイナスですが、

うまくいけば、アクション性の部分でマリオカートを敬遠した層を

吸収できるかもしれません。

そういう意味では、あながちダメというわけではないでしょう。


基本的には、RPGのような、キャラクターを成長させて、

それを対戦させるのがベーシックな考え方になるのでしょうか?

FF12で採用された、ガンビットのようなシステムを

付け加えてみたらどうでしょう。

キャラクターをつくり、事前に命令を与えておく。

すれちがったら、お互いにその命令に従って戦い、結果を出す。

DSを開いたら、その間の戦績が表示される……。


とりあえず、ここまでは実現できそうです。


通信時は、キャラのデータとプログラムだけを送受信して、

結果は個々のDSで演算させれば、必要なデータ量も少なくなり、

実現性も増すでしょう。


一人でプレイする場合は、普通のRPG。

そこで育てたキャラに命令をあたえ、すれ違いで対戦できるようにする。


基本的なアイデアは、こういう形になります。

対戦部分の選択肢や、パラメータを工夫すれば、形にはなりそうです。

さて、ここまで考えたら、今度は、

このアイデアの問題点を見直してみましょう。

このアイデアに、どういう問題点があるか? その解法は、なにかないか?

そして、そもそも、このアイデアを実現したら、面白いのか?


次回は、そのあたりの検討を行ってみたいと思います。