3月が終わろうとしている。

4月になれば、ゲーム業界は、近づいたE3の話題が強くなってくるだろう。

業界が大きく動いているだけに、今年のE3はいろいろ見放せない。


レボリューションは、何を出してくるのか。

レボが、大方の予想通り、今年のクリスマス商戦に

間に合わせようとするなら、発売日は11月。

スマブラDXの時のことを覚えているだろうか?

あのときは、スマブラの発売日が11月で、発表はE3の5月で、

発表と同時のプレイアブル出展が行われた。

今回、レボとの同時発売を目指すなら、

あのときと同じ時期となるE3は、非常にいい発表の場になる。

スマブラは、性質上つくりこみが重要になるプロジェクトだし、

この段階でも遊べるものにはなっているだろう。


だが、この時期に見せるのが、いいことなのか、という懸案もある。


N64→GCのときは、見た目の大幅な向上があった。

だから、前作と同じキャラだけを並べても、圧倒的な「違い」を印象づけられた。

だが、GC→レボでは、それが望めない。

+される部分は、通信対戦やコントローラー、

画面写真では「伝えにくい」部分だ。

そうしたとき、ユーザー側に与えるインパクトという意味では、

あまりプラスにはならないかもしれない。


その場合は、プレイアブルだけではなく、

発表と紹介にとどめられるだろう。


いろいろ考えたが、E3でなんのアクションも行われないとは思えない。

少なくとも、コントローラーとの対応をどうするのか、販売形態をどうするのか、

については、変化があるなら公表されることになるだろう。


いずれにせよ、GC→レボは、ゲーム業界がいままで歩んできた

ハードの成長とは、方向が異なる、

「ハードスペックがさほどあがらず、方向性を変える」カタチのスペックアップである。


それに対して、いったいどのように桜井さんが応じたのか、非常に興味がある。


GC版+通信+調整という内容でくるとしたら、

本体同梱という可能性もあるだろう。

おそらく、GC版ゼルダも、同発でくるだろう。

今回の任天堂の発表は、内容以外にもいろいろ興味深い。


……長くなってしまったので、他社については、また次回。