ALWAYS 三丁目の夕日 オフィシャル・フォト・ブック

今日は、映画「三丁目の夕日 」を鑑賞。

MovieWalker あたりの評価だと、公開以来ずっと「見てよかった」のトップを

保ち続けている作品だ。


見てみて、なるほどと納得。

この年末年始に見た映画の中では、一番いいかもしれない。

なんというか、心の琴線に訴えるものがあるね、これは……。

見た直後の評価としては、かなりトップクラス。

後になって何が残るか、という意味だと

若干評価はおちるかもしれないけど、それでも見る価値が高いと思う。

日本人なら、これを見ればなにがしか

心にくるものがあるのではないか、と思う。



技術的な面に移ると、

パッとみて「あ、昭和だ」という絵が

自然に出せているのは、やはりすごい。


もちろん、私自身は当時のことなど

実際に絵で見ては知らないのだけど、

そういう人たちにも時代をしっかり意識されられるのは、お見事。

光景というか、「空気」が昔っぽさを出しているんだよなあ。

こういうことは、多くの映画で普通にやられていることであり、

ゲームがまったく太刀打ちできない部分でもある。


こういうもののリアリティというか、見た人への印象の違いというのは、

いったいどのあたりからくるのだろう?

こういう「雰囲気」とか「空気」といったものを

どうやって作ればいいのか」という点、まだまだわからないことが多い。


こういう絵をゲームで出すことはできるだろうか?

ベースに3Dポリゴンの画像を使うとして、

その上にどういう効果をかければ、こういう空気を出せるのか?


この辺りに問いに、まったく答えが出せないのが、今の私の実力だ。

まだまだ要勉強といったところだろう。

映像技術については、とにかく映画に学ぶ部分は多い。

映画単体としてみれば、驚くほどのものではないんだけど、

実際にコンピュータ上で再現させようとすると、

手も足も出ないのが私の現状であり、

業界全体をみても、この辺り、まだまだ及んでいない傾向が強い。


まだまだ、がんばらねば。