一時期は、ほとんど
ログインするだけという日々だったんだけど。
最近、またFF11のプレイ時間が増えてきている。
ちょうど自分の仕事が繁忙期を終え、
ある程度まとまった時間が取れるようになったことと、
それから、FF11自体のアップデートがよい方向に
作用しているからだと思う(*1)。
- スクウェア・エニックス
- FINAL FANTASY XI オールインワンパック2004(Win版)
FF11については、批判は多いし、
賞賛を口にするプレイヤーはとても少ない。
でも、ここ最近のFF11の追加要素は、
導入した目的意識、内容、成し遂げた結果、
いずれをみても、十分な成果をあげていると思う。
そんなわけで、今日は、
FF11の追加要素の内容とその意義について触れてみたい。
触れるのはENM、リンバスの二つである。
FF11のプレイヤー以外には
少々わかりにくい話になってしまうが、ご容赦願う。
すでに両者とも実装からそれなりの時間がたって、
両者の位置づけも確定しはじめた頃だとおもう。
まず、それぞれの特徴から考えてみたい。
この2つの特徴をそれぞれまとめてみると、
ENMは「短時間プレイの補助」「ユーザー間の富の再分配」
「高額アイテムの独占対策」といった機能を果たしている。
これは、それぞれ、
・長いプレイ時間を要求される
・一部のプレイヤーが高額アイテムを独占してしまう
・組織的にレアモンスターを狩る人々の存在
といった、過去にFF11で問題になってきた点に対する答えになっている。
一方、リンバスは、ENMと同じような特徴をもちながら、
さらに、「気軽に募集できるバトルフィールド」
「ジョブ制限が比較的緩いバランス」という特徴をあわせもち、
また、その参加条件をえるまでの道のりがやや厳しいことから、
途中過程のミッションへのモチベーションを
増加させる役割ももっている。
どちらも、比較的参加しやすく、報酬額も大きめな内容になっている。
このシステムは、それぞれ、目的意識もしっかりしているし、
内容もそれぞれ特徴があって面白い。
つまり、この追加要素は、
「うまくいっている」といっていいはずだ。
以前、インフレについて触れたとき
、
「ヘビーユーザーから一般ユーザーにお金が流れるようになった」
という話をした。
そういうコンテンツの追加により、
一般ユーザーの楽しみは格段に増えた、といっていい。
やはり報酬額が多ければ楽しいし、
イベントにしろ戦闘にしろ、「またいこう」という気持ちにもなる。
……このあたり、実際、
もっともっとほめられていい点だと私は思う。
実装による副作用やマイナスの影響、
その他についてはよく語られている。
ところが、「実際このコンテンツはどうなのよ?」っていうと、
これが驚くほど評価されていない現状。
これ、憂うべき事態だとおもう。
まあ、ネットゲームは以前からずっとそうだ、っていってしまえば、
そのとおりなんだけどさ。
ネガティブな面が非常によくクローズアップされるFFだが、
最近の追加要素については、本当に、評価できる点が多い。
問題点はしっかり糾弾すべし。
いいところもきっちり分析し、賞賛すべし。
「結局このコンテンツはどうだったの?」
この問いに、しっかり答えていかない限り、
ゲームがよくなりっこないと思うんだが、いかがだろうか。
(*1)もう一個理由があるけど、本筋と関係ないので省略。