ちょうど、携帯ゲームに関するニュースが
2つ立て続けに報じられている。
PSPはバスを用意してゲームをくばり
、
任天堂(USA)は、マクドナルドに
通信の中継ポイントを用意
する。
ははあ、いろいろやってくるなあ、と思うけど、
PSPのこれは、正直どうかと思う。
大掛かりで、カネもかかっているんだろうけど、
六本木やお台場にいる人たちが
PSP持ち歩いていることなんてありうるのだろうか?
事前の宣伝が十分でなければ、
まったく効果のないシロモノだと
思うんだけど……。
なんつうか、下手なカネの使い方だなあ、と
思わせるやりかただ。
ちょうど2ハードが似たような時期に
動きを見せただけに、
対比として目立ってしまった感もある。
こうやって見比べてみると、
明らかに任天堂のほうがうまいし、効果的だ。
まあ、国が違ったり、いろいろ条件が違うから、
カンタンに比べるのもよくないんだけどね……。
この2つは、メーカーが、
どちらの方向を向いてモノを考えているかを
端的にあらわしているような気がしてならない。
実用を重視し、ソコに広報をからませる任天堂と、
スタイルとか見かけを重視し、
そこにこだわって広報を行うSCE。
どっちが正しいかはいえないけど、
私のようなゲームファンには、
任天堂のやることのほうが、はるかに好意的に写る。
任天堂もSCEも、やろうとしているのは
「いままでのゲームのコアファン以外へのアピール」で、
違いはないのに、やることにこうも差がでるのだ。
ゲームも、もっともっと多数の層にアピールして
いかなければならない時代に来ている。
今までのファン層と、違う層をターゲットにして
ゲームを作ることも、ままあるのだ。
そんなとき、忘れてはいけないのが、
「常にユーザーの方を見て考える」ということだと思う。
そういう動き方なら、
新しいユーザーにアピールしつつ、
古い層の反感を買うこともないのではないか。