初出:2005年08月04日
この記事は、旧サイト より移動してきたものです。
仕事で疲れていると、
ダークなこともいろいろと考えるようになる。
近頃はめっきり忙しくなったせいで、
時々変な考えが頭にうかんだりする。
そんな中のひとつが、
ネットワークゲームの運営会社同士で
協会のようなものが作れないものかなあ、
という、今回の話だ。
つまるところ、数々のMMOにおいて
不正が横行しているのは、
罰則が意味をなしていないからだ。
最大の罰がアカウント取り消しでは、
リスクとしては結局軽いし、それ以外の罰則は、
有名無実みたいなものだ。
だけど、たとえば不正歴が記録され、
他のネットゲームでも
それが鑑みられるとしたら、
果たしてどうなるだろう?
最大クラスの不正行為を働いたら、
以降、他社のネットワークゲームにすら
参加できなくなる。
不正を行った場合、2度目、3度目の不正に対し、
より重い処置がとられるようになる。
Aというゲームで不正をすると、
Bのゲームで何かやったとき、大きなペナルティを負う。
無論、こういうことをやるからには、
GM系の罰則評価は
きちんとやってもらわねば困るだろうが、
いずれにせよ、
「ネットワークゲーム上での前科」がつくとなれば、
強力な抑止力になるのではないかなあ、
などと夢想してみたりして。
国民総番号制をとってる国なら、フツーに運営できそうかな?
日本だと、いろいろ難しいところはあるけどね……。
これ、結局個人情報の取り扱い問題にもなりかねないし。
でも、たとえば、XboxLiveのように、
ハードメーカーのような立場のメーカーが
こういうシステムを作り、
他の会社のゲームへの橋渡しをするようになればどうだろう?
ハードに1つ登録番号のようなものを用意すれば、
複数登録もそう簡単にいかないだろうから、もっと現実味がでてくる。
無論、抜け道をみつけるやつらは出てくるだろうけど、
現在の状況では抑止力にすらなっていないのが事実。
十分、メはあると思う。
問題は、これを嫌がって
ネットワークゲーム自体を避けるひとが多くなる点だろうなあ(笑)。
実際がどういう運営であれ、
冤罪の噂とか、そういうものは流れそうだ。
まず一社、信頼できる会社が、その会社内部でそういうシステムを構築し、
他社がそれに賛同・参加していく……というのならどうだろうな。
難しいか。
こういうアイデアの実現策をじわじわと考えていたりする日々。
……ああ、忙しい。