今回の不動産投資物件は安いですから、現金で払ってもいいですが、住宅ローンを申し込みました。
理由は二つ。
1. 保険をかけること
2. キャッシュ・フローを良くすること
不動産を購入する時には、たくさんのリスクが訪れますね。
例えば、売り手、行政書士、不動産業者は詐欺師グループ。
そうしたら、買い手がお金を払っても物件を手に入れることができない可能性がありますよ。
そこで、手続き料金やある程度の利子を払っても、銀行という媒介を利用したいです。
銀行は買い手の返済能力だけではなく、契約書と物件も審査してくれるし、不動産の所有権を買い手に移転する前に、売り手にお金を払わないし、100%安全じゃなくても、リスクをある程度下げることができます。
それに、不動産投資家にとって、安い物件でもローンを組んで、銀行の常連客になると、金利などの融資条件も良くなりますから、住宅ローンを利用しない手がありません。
次は、キャッシュ・フローですね。
私は、元の家を売却する前に新しい家を買った経験があるので、「窮到只剩下房子(不動産しか残らないほどの貧乏)」という言葉の意味を痛感しました。
築5年で延べ床面積が190㎡以上の不動産と、新築で延べ床面積も190㎡以上の不動産を持っているのは、不動産価格が高騰しているこの時代には、自慢してもいいことですよね?
でも、貧乏でしたよ。
現金が少ないから、毎月の支出&収入を必死に精算しなければなりませんでした。
不動産をたくさん持っていても、飯を食う現金を持っていないなら、無意味です。
だから、
自分やペットを含んでいる家族は病気になったら、医療費が払えるように、
自分やパートナーが失業しても、生活に支障が出ないように、
ある程度の現金を保有しないと危ないですね。
投資する前に、まず精算しなければならないのは、収益ではなく、リスクですよね。
ちなみに、台湾では「窮到只剩下錢(お金しか残らないほどの貧乏)」という言葉で、知恵やセンスなどが全く持っていないお金持ちを言いますよ。