台中時代に通っていた美容室は、姉が紹介してくれた店。
人気な美容師を一カ月前に指名して予約し、入店して席に着いてから、コーヒーを飲みながらアンケートみたいなものを書きます。
そして、美容師がアンケートによって、ヘアカタログの最新刊の中に、需要に応えるヘアスタイルを3~4つおすすめしてくれます。
もちろん、需要に応えるヘアスタイルだけではなく、「Sineadさんに似合うと思いますから、チャレンジしてみましょう?」というヘアスタイルも一緒にお勧めしてくれます。
長年間付き合っている美容師なので、いつもその「チャレンジしてみよう」というヘアスタイを選んで、そして、すぐに誰かを誘って遊びに行こうよという気分になる素敵な成果をいただきました。
残念ながら、私は結婚で台南に来ました。
その美容師も、夫の起業を手伝うために辞めました。
だから、台南で新しい美容室を探さなきゃね。
この時代なら素敵な美容室がどこでもあると思いましたが、結婚式の夜に破滅しました。
ウェディングヘアはヘアスプレーを大量に使うので、シャンプーが現地の美容室に任せ。
気持ちいいマッサージシャンプーが当たり前だと思いましたが、その美容室は、何と、爪で搔くタイプでした!
年をとったお婆さんたちは、「シャッシャッ」という音を立てるほどの力で搔くのが好きだそうですから、伝統的な美容室(台湾では家庭美容院といい)なら、爪で搔くタイプがほとんどです。
でも、選んだのは家庭美容院ではなかったですよ。
だから、衝撃。
それ以来、真剣に探し始めました。
そして、厚め前髪が欲しいといったら、硬い前髪になって、美容師自身も明らかにびっくりしてプッと笑ってしまったこと、
ふわふわした髪型がほしいからパーマをかけたら、ベルサイユのばらのオスカルさんになって、美容師自身も明らかにやばい!という顔をして、髪の美容液などを贈ってくれたこと。(ベルサイユのばらのオスカルさんのヘアスタイルが悪いのではなく、私はそこまで美人ではないので、似合いませんね)
いろいろ、遭いましたね。
ちなみに、↑の例の美容師は違う人ですよ。
そのおかげで、ヘアアイロンの使い方を勉強したり、自分でカットしたり頑張り始めました。
下手な技術だけど、せめて↑の例のように、美容師だけではなく、周りの人もびっくりした大失敗のヘアスタイルになったことがありませんね。
それだけでは大満足ですが、やっぱりプロに任せたいですから、美容師の選び方をずっと考えて、ようやくわかりました。
その秘密は、作品集の中にあります。
パーマの写真を見ればわかります。
ネットでは口コミがいい美容師でも、よくみれば、右のカールと左のカールが一致ではない作品があるあるです。
カールのサイズ、方向などがうまくコントロールできない美容師なら、イメージしたものをうまく実現することができなくて、美容師自身もびっくりする成果が出ますね。
これを基準として探してみたら、ようやく、昨日、リーズナブルな値段で満足できる成果がもらえる美容師に出会いました。
頻繫に行くと、いつか、台中のその美容師のように、私の需要や好みによっていいアドバイスを提供してくれる美容師になるかもしれませんね。
ちなみに、
文化の違いかもしれませんが、
台湾では台北以外の県市なら、バイクで通勤や通学している人が多いですから、どうせヘルメットを被ると髪型が崩れるから、ヘアアイロンや編み込むをする女性が多くないと思います。(ストレートアイロンなら、もっている女性が多いですね)
だから、人気なパーマスタイルというのは、「整理しなくてもヘアアイロンを使ったようなカールを長持ちさせるタイプ」ですね。