今日は仕事を頑張っている時には、昔使っていたこわざを思い出しました。
大したわざではありませんが、ちょっと語ろうと思います。
フリーランスを目指している人にはすこし役に立つと嬉しいですね。
でも、台湾での経験ですから、日本では通用するかどうかわかりませんが..........
ここでは紹介したいのは、自分の履歴書を見せてもらうこわざです。
大学時代にはオンラインアシスタントという仕事をしたことがあります。
雇い主のかわりに求人を募集した時には、一気にたくさんの応募メールが殺到しました。大学生だったので、一々拝見して返信しましたが、忙しい社会人ならやや無理でしょう?
その経験によって、求人を応募する時には、
詳しい履歴書(台湾では「履歷」)
応募する仕事によってまとめたシンプルな履歴書(台湾では「簡歷」)
を一緒に添付します。
例えば、IT資料についての翻訳の仕事ですね。
メールのタイトルは、「IT資料の翻訳仕事の応募_Sinead(もちろん本名)」という感じで、相手がすぐにこのメールのテーマがわかるように短く書きます。
内容は、
「〇〇会社、
こんにちは。
貴社が△△サイトで掲載したIT資料についての翻訳仕事を応募するSineadという日本語翻訳者です。
2年の翻訳歴をもっていて、IT企業の社内資料、プロモーション資料などの翻訳経験があります。
添付したのは貴社の需要によってまとめた簡歷と詳しい履歴を書いている履歴書です。
どうぞご参考ください。
何か質問があれば、いつでもご遠慮なくご連絡ください。
Sineadより
携帯番号
メールアドレス
(電子メールで送って、相手は送信者のところからメールアドレスがわかっても、書いたほうがいいと思いますよ。そうすると、相手は興味があるけど時間がない時には、すぐにコピーしてノートに貼り付けますからね。)
作品を載せているサイト」
台湾華語バージョン
「〇〇公司、
您好。
我是日文譯者Sinead,想應徵貴公司刊登在△△網站的IT資料翻譯案件。
(台湾では発注された仕事を「案件、Case」と呼びます)
我已從事翻譯工作兩年,有過IT企業內部資料、宣傳資料等翻譯經驗。
附件是依貴公司需求彙整而成的簡歷與詳細履歷。
煩請參考。
若有任何問題,歡迎隨時聯繫,謝謝。
(台湾人はメールの挨拶語が少ないので、どんな内容でも最後は「謝謝」でマナーを守る感じです)
Sinead
(手紙なら「Sinead敬上」ですが、電子メールなら名前のみ。)」
日本人から見ては、このメールの内容は失礼かもしれませんが、台湾ではマナーを持っている言葉遣いであれば、すぐにポイントがわかるメールがOKです。
そして、台湾では小さな会社がほとんどで、人事担当や発注担当は同時に経理、お問い合わせの窓口、文書の作成などたくさんの仕事をもっている人もほとんどです。
だから、仕事の隙間を利用して求人の仕事を対応している感じで、なるべく時間をかけたくないです。
このメールの書き方なら、
タイトル
一気にたくさんの仕事を発注する場合もあるので、すぐにどの仕事の応募がわかるので、つい無視してしまったことが少ないです。
内容
一目で仕事歴(年数、専門領域など)がわかるので、すぐに需要を満たすかどうか判断できます。
シンプルバージョンの履歴もありますから、時間がかからなさそうで読んでみようというやる気も出てきますね。
シンプルバージョンの履歴でOKだと思ったら、また詳しいバージョンを開けて真剣に検討すればいいです。
つまり、メールを開けた瞬間から、「履歴書を読むかどうか」の問題ではなく、すでに「この人に依頼するかどうか」って考え始めましたね。
自分は、ほかのフリーランスの応募メールの書き方がわかりませんが、三日間以内に掲載された求人広告なら、絶対に連絡をいただきますね。(三日間以上なら、応募メールが多すぎて、相手がもう読まない場合が多いです)
「実は、応募メールが多すぎてどう選べばいいかわからなくて、Sineadさんのメールがわかりやすいですから、とにかくSineadさんを選びました。」って何人ものお客様に言われたことがありますから、このやり方は効果あると思いますね。
個人的な感想ですが、
フリーランスの応募は、普通の求人応募とは違うと思います。
発注する仕事は会社にはその仕事について詳しい人がいない場合が多いですから、お客様がプロっぽくてリードしてくれる専門家に任せたい気分を持っています。
だから、「頑張って仕事をする」より「深く考えなくてもいいよ。プロだから、安心に任せてね」という雰囲気が重要です。
以上は、昔使っていたこわざですが、25歳の頃に書籍翻訳者になってから、編集者さんとの関係がスムーズであれば、自然と次の仕事がくるので、もう5年以上使ったことがありません。
時代遅れたかわかりませんが、役に立つといいですね。