昨日の気持ち悪くなったほど脂っこい台湾お弁当の作り方で、胃がまだ少し痛いですから、食欲が全然ありませんでした。
でも、仕事しながら不意に「雪裡紅」というおかずを思い出した。
ちなみに、「雪中紅」は歌です。
雪裡紅は芥子菜で作ったおかずですね。
芥子菜は冬になると赤くなるので、「雪の中にある紅」という意味で雪裡紅と呼ばれています。
そして、歌の雪中紅は「雪の中にある赤いバラ」という意味ですが、同じく名前だけ見て同じく「雪の中にある紅」ですから、たまには混乱してしまいますね。
とにかく、芥子菜=雪裡紅ですが、台湾では雪裡紅と言えば、↓↓のようなおかずです。
芥子菜の苦味で雪裡紅が苦手な人がたくさんいるので、まずいおかずランキングではいつも上位。
「お弁当の蓋を開けて、雪裡紅を見て絶対に怒る!」って主張する人がとても多いですよ。
私も最初雪裡紅が好きではありませんでしたが、初めて一人で長距離電車を乗った時に、緊張しながら駅弁やお菓子を売っているスタッフに「お弁当を買いたいです」って声をかけて買った駅弁の中には、雪裡紅がありました。
むしろ、普通は3種類の野菜があるべきなお弁当なのに、雪裡紅しかありませんでした。
(オフィシャルページから借りた写真)
中南部の物価から見ると、これで60台湾ドルが高すぎて、がっかりしましたが、お腹がペコペコで雪裡紅が苦手でも我慢して食べました。
でも、苦手だったのに、日常の中にたまにはその味と食感を思い出して無性に食べたくなります。
それは、「旅の味」や「思い出の味」というものですね。
でも、嫌われるおかずとして有名な雪裡紅を売っているレストランやお弁当屋が少ないですから、日頃にはあまり食べられませんね。
だから、今朝は雪裡紅を思い出してからすぐに検索してみました。
結局、油菜もチンゲンサイも作れることがわかって、すぐにチンゲンサイで一人前の雪裡紅を作ってみました。
野菜を塩でもんで1時間置きてから、水でさっと洗ってから絞って
そして、小さく切って
味の素、ニンニク、唐辛子と一緒にさっと炒めると
嫌われている雪裡紅が完成!
試食してみると、辛めでカリカリした食感が低下した食欲をそそられて、気分も明るくなりました。
だから、やる気が出てきて、肉がなくても駅弁風に作りました。
爽やかで胃もたれしていても楽しく完食。