午後、ゴミ収集車を待っている時に、普通に近所のおばさんと挨拶してから、おばさんは私のお腹に視線を向けて、
「まだ妊娠したくないの?」
日本人は人のプライベートを聞かないので、台湾にきてから、給料、仕事、結婚などいろいろ聞かれてびっくりした話を知って、本当に羨ましかったです。
台湾では、プライバシーという価値観って、私の世代から始まったと言えるので、両親や祖父母の世代の人と付き合うと、このようなプライバシーを侵害する質問はしばしばです。
だから、平気ではありませんが、慣れました。
「できないね。」って不妊という状況を表して、しつこく聞かないよねって思いましたが、
「なんで?」
えっ?!そこまで聞きますか?
「さぁ?」
「避妊してないの?」
「ない。」
「仕事でストレスが溜まりすぎたから?」
「さぁ?」
「経済的負担が重いわけないよね?」
「さぁ?」おばさんは我が家の経済状況が全然知らないのに.......
「でも、年を重ねると妊娠しにくくなるよ!」
「わかってる。」だから、妊娠できないってば!
「実はね。うちの息子の彼女を心配しているよ。何年間避妊したから、妊娠できるかなぁって心配。」
「..............」
「兄の(息子の)嫁はね。大学時代から10年以上同居して、結婚して3~4年間になっても妊娠できなかったよ!それは絶対に避妊しすぎたから!漢方を3年間飲んでから妊娠したよ。」
「..............」
「だからね、避妊しすぎたら、妊娠しにくいよ。」
「..............」
自分のプライバシーが侵害されることで不快を感じたし、息子の恋人や甥の嫁のプライベートなことを隣人に散々言っている人に相槌をしたくないし、途中から無視しました。
実は、本当に怒ったわけではありませんでした。
私は、妊娠できても、できなくても、それぞれやりたいことがいっぱいあります。
子供ができれば、旦那と一緒に子供を育てて、ケンカしたり遊んだり泣いたり笑ったり、にぎやかで疲れ切った人生を楽しんでいきます。
子供ができなければ、旦那と一緒に猫を育てて、ケンカしたり遊んだり泣いたり笑ったり、にぎやかで充実した人生を楽しんでいきます。
いや、違います。
子供ができても、猫を育てます。
猫も大事な子供ですから。
本気で怒ったわけではありませんが、我慢しませんでした。
空気があまり読めなかったおばさんも、だんだん気まずくなったほど、怒った顔をしました。
今は本気で怒らない余裕を持っていますが、その余裕がだんだん消えていくと思います。
だから、今から「怒るよ」って伝えたいですね。
ちなみに、ここで(心で)使える言葉がいくつありますよ。
たとえば、
關你屁事?(グァン・ニー・ピー・スー?)
あなたとは関係ないでしょ?
關我屁事?(グァン・ウォ・ピー・スー?)
私とは関係ないでしょ?
是聽不懂人話?(ス・チー・ブー・ドン・ルン・ファー?)
人間の言葉がわかりませんか?(理由を言ったのに、またしつこく聞くのは、人間の言葉が通じないからですよね?)
友達の間にもよく使っているツッコミの言葉ですが、近所のおばさんには.......言えませんでしたね。
でも、言える人もいますから、ちょっと見習いたいです。