CSS素人がCSS編集でボタンを作る方法を書いた時に、高校時代のことを思い出しました。
友達から同人誌のためにサイトを作りたいって相談されたので、チャレンジしてみました。
Microsoft FrontPageで基本的なページを作ってから、FC2の無料ホームページスペースにアップして、実際の効果を確認する感じで作りました。
独学なので、FrontPageでは理想的な画面をレイアウトしたのに、アップしてから好きなフォントが出ない、サイズが変、バックグラウンドの写真が遮られた.......など、いろいろな問題があって、全然違う画面になってしまうことがしばしばでした。
本当は書籍を買って、失敗した理由を探すべきでしたが、貧乏な学生でしたから、好きなフォントが出ないなら出るフォントを見つける前にずっと変えたり、バックグラウンドの写真が重なり見えなくなったりしたらと写真のサイズを調整したり微調整することで改善しました。
結局、サイトでは理想的なレイアウトですが、編集画面のレイアウトが変になりました。
その後の編集って、極端に言うとピカソさんが描いてくれたポートレートを見てメイクする感じでしたから、頻繁に鏡で変なメイクになったかどうか確認しないとだめですね。
基本的なサイトが完成したら、派手な効果も入れたくなりました。
その時に登場したのは、日本の無料素材サイトでした。
アクセス数の表示、コメント欄、お知らせを入れるツールとか、たくさんありました。
好きなツールを選んで、その下にあるCSSコードをコピーして、指定された場所に張り付けるとOKでしたから、完成したサイトを見た時には、
私は天才じゃん!ってうぬぼれてしまいました。
「天才高校生プログラマー」として有名になったシーンも想像し始めました。
ちなみに、高校時代には翻訳すること、小説を書くことにも頑張っていたので、「天才高校生翻訳家」、「天才高校生小説家」などのシーンももちろん想像しました。
だって、子供の頃から日本の漫画が大好きなので、「高校生になると可能性が無限大」というイメージがすごく膨らんでいました。
結局、普通に卒業して、普通に大学に入りました。
未知の才能は未知のまま、そして、逆に自分の限界を気付きました。
私は、新しい知識に触れて、0点から30点になるスピードが速いですが、それから頑張ってもせいぜい35点。
だから、基本的な知識を学んでいた小学生~中一時代の成績がよかったのに、知識が難しくなった中二からは頑張っても成績があがりませんでした。
商業高校の一年目の成績がよくなったのに、二年目からまた下がりました。
何でもできる天才ではなくて、何でも30点しかなくて役に立つ能力をもっていない人だって気付きました。
怖かったので、日本語に専念しました。
「語学だけでは進路の選択肢が狭いよ」って、大学には日本語専攻することを決めてから、先生たちはすごく心配していました。
「日本語なら塾で勉強すればいいじゃん?商業などの専門知識を専攻してください。」
でも、頑張れば成果が出るのは、日本語しかありませんでしたから、絶対に手放してはいけないと信じて日本語を専攻しました。
今振り返ると、ナイスチョイス!って思いますね。
一口に翻訳と言っても、翻訳者になる方法は、教えません( *´艸`)のように、たくさんの分野の知識に触れますから、そのすぐに0点から30点になる能力がとても大事です。
30点だけで足りるとは言えませんが、30点の知識を持つと情報収集しながら文章を理解することが可能です。
そして、経験が積み重なっていくと、30点40点
50点など、ゆっくり進歩できます。
結局、天才高校生の夢を叶えませんでしたが、自分に似合う道を選びました。
そういえば、
自分に似合う道が選べる天才高校生(元)って自称しましょうか?
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