天国という老人ホームに住んでいるお婆ちゃんに会いました | 台南在住日記とか

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 昨日は夢で(母側の)お婆ちゃんに会いました。

 

 夢の中に、お婆ちゃんがなくなったから帰省して葬式を手伝いました。

 

 「守霊(ソー・リン、ご遺体のそばにいて守ること)番として、お婆ちゃんのそばでお弁当を食べながら、喋りました。

 

 喋る相手はお婆ちゃん。

 

 私の夢のよくあるパターンでした。

 

 お婆ちゃんがもういないことを知りながら、普通にお婆ちゃんと会話しているシーンをよく夢で見ていますから、夢がこの世とあの世の応接室として扱っています。

 

 いつもお婆ちゃんと二人きりに暖かい部屋の中で喋ったり現状報告したりして、そろそろ時間ですってではまたねって言って目覚める感じですから、天国という老人ホームに住んでいるお婆ちゃんに会った気分です

 

 でも、旦那のお婆ちゃんと私の(父側の)お爺ちゃんが連続になくなったことに影響されたでしょう?

 

 お婆ちゃんと夢での葬式で会ったのは初めてです。

 

 最初はいつものように喋ってましたが、葬式の雰囲気に影響されてお婆ちゃんに「お婆ちゃんはこの世に残ってはだめですか?」って聞いたら、お婆ちゃんは複雑な顔になりました。

 

 だめよ。でも、言いたくない。という顔でした。

 

 結局、泣いて泣いて目覚めても涙が止まりませんでした

 

 お婆ちゃんがなくなったのは、15年前のことですから、このように泣いて目覚めたのは久しぶりです。

 

 たぶん、お爺ちゃんの葬式を参加できなかったことには、やっぱりちょっと心残りがあるからでしょう?
 

 

 お爺ちゃんのことを知ってから、旦那のお婆ちゃんの葬式で多忙である義父母はすぐに習俗を聞いてから、私の帰省などを手配してくれましたが、実家に「そちらの葬式を手伝って。こちらは大丈夫から。」って言われました。

 

 実家は日本人のように以心伝心というコミュニケーション文化を持っているので、すぐに「連続の葬式にタブーがあるので、避けてください」という裏の意味を読みました。

 

 「では、帰省する日について、連絡を待つ。」って、「わかった。じゃぁ、葬式をパス。後はそちらの手配によって動く。」という意味を伝えましたが、義家族は大雑把な性格ですから、このようなやりとりを理解不能でした。えーん

 

 「実のお爺ちゃんは、こちらより大切だよ?こちらを参加するのに、実のお爺ちゃんの葬式を参加しないのはおかしいよね?」ガーン

 

 義父母は驚いて、またいろいろな習俗やタブーを聞いて、台南の解決策を教えてくれましたが、地元の解決策より簡単な儀式なので、聞かなくても適用ではないことを知っているので断りました。

 

 だから、義父は挨拶として実家に電話して聞いてみました

 

 お母さんはハッキリと地元のタブーなどを説明しました。

 

 実はタブー以外にも事情があります。15年前に、お婆ちゃんがなくなってから、お父さんの兄貴もすぐに急病で亡くなって、お婆ちゃんの弟も同年になくなりましたから、こういう連鎖には不安だそうです。

 

 だから、私を中心に起こる連鎖を切りたいです。

 

 この連鎖を切りたい思いは、習俗とは関係なく、両親が娘へのやさしさだけど、お母さんはここまで説明してなかったので、義家族はあまり納得できませんでした

 

 法事の事前準備のために、義実家に戻って手伝っていた時、他の親戚まで「実のお爺ちゃんがここより大切だから、帰ってください!」「そういう習俗がないから、心配しないで!」って説得しにきました。

 

 「じゃぁ、こちらの葬式を関与しないで、今から帰省すれば大丈夫だろう?」まで提案されました。

 

 正直、私のことを思ってくれてやさしい義家族でしたね。

 

 でも、切ない思いを抱いたまま何度も説明するのに疲れて苛立ちましたから、旦那に「もううんざりしたから、後はよろしく。」って伝えました。

 

 その後、旦那はどう対応したかわかりませんが、とにかくその件については落ち着きました照れ

 

 

 お爺さんは98歳でした。

 

 2年前に、叔母さんに「王母娘娘(道教女神のトップ)に98歳でなくなるって夢で言われました。」って伝えたそうです。

 

 そして、慢性病をもっていましたが、全体的に健康的なお爺ちゃんは、98歳になった誕生日の翌朝に自宅のベッドで静かに旅立ちました

 

 幸せな死に方だと思います。

 

 そして、予言した通りになったのも不思議です。

 

 この世での修行が円満に済んで、女神が迎えにきたような終わり方で、台湾では「喜喪(シー・サン、喜ぶべきな葬式)と呼んでいます。

 

 

 でも、やっぱりお父さんは悲しいと思います。

 

 葬式を参加した姉によると、お爺ちゃんと仲いいとは言えないお母さんも悲しかったそうです。

 

 だから、両親のそばにいて、複雑で大変な葬式を手伝えなかったのは、心残りがありましたショボーン

 

 

 もしかしたら、夢の中のお婆ちゃんは、その心残りを和らいでくれるために、わざわざそのシーンを再現してくれたかもしれませんね。お願い