このタイトルで、びっくりしたでしょ?
今日は台湾の翻訳者になることについてのコメントをいただきましたが、説明したいものがたくさんありますから、記事に書くことにしました。
まず、いくつかの話を聞いていただきたいですね。
翻訳宿題が先生に褒められたエリート学生は翻訳業界を諦めた理由?
A子はいつも学年のトップで、大卒してからまた翻訳の大学院に入って、先生の紹介でいくつかの翻訳仕事をもらって翻訳の道がこれから始まるはずなのに、A子のSNSには「翻訳は苦しい。いくら資料を調べてもどう翻訳すればいいかわからない」、「締め切りに間に合わない.........」などの記事ばかりでした。
その後、翻訳を続いてないそうです。
コツのリストに従って翻訳をしてる人は翻訳業界を諦めた理由?
Bさんの親友は翻訳者です。
その親友はBさんを手伝うために、極秘の業界情報もコツもリストして、Bさんがそれをしたがって翻訳すると、きっとうまくいくと思いましたが、Bさんは苦しかったです。
リストを従って翻訳した成果を提出してから、何度も却下されました。
親友に確認してもらうと、親友はリストとは真逆に見えるアドバイスを教えてくれたので、とても混乱して、やっぱり翻訳は苦しいと思ってやめました。
仕事を翻訳者に添削してくれた人は翻訳業界を諦めた理由?
C子の親友も翻訳者です。
翻訳成果をその親友に添削してもらいました。
親友は添削しながら、いろいろなアドバイスもしてくれましたが、親友にとって基本知識のようなアドバイスなのに、C子は何回読んでもわからなかったので、その後も翻訳が苦しいと思ってやめました。
なんでみんな諦めたでしょうか?
個人的な経験では、翻訳は語学以外にはまた情報収集力(正しい情報を判断する能力、仕事に相応しい情報を決断する能力)が必要ですね。
翻訳内容の分野はなんでもあって、今日は化粧品、明日は科技、来週は食品。
同じ化粧品だとしても、肌&髪、ケア&メイクなどによっていろいろと違いますよね。
同じ言葉でも、分野によって意味が変わりますよね。
だから、A子は語学力をしっかり身につけていますが、情報収集力が足りないので苦しくて諦めました。
BさんもC子も即戦力のある人に手伝ってもらいましたが、仕事に相応しい情報を決断する能力が足りないので苦しくて諦めました。
では、情報収集能力を身につけたいなら、どうしたらいいですか?
それは、練習しかありません。
専門書籍の知識を参考しながら、ネットの情報を収集して、仕事に使えるものを判断して、そして何百回何千回繰り返して、判断する基準を見つけて、判断するスピードもだんだん速くなりますね。
そして、台湾の翻訳者たちは、私のように書くことが好きな人がたくさんいます。
近年も翻訳者になるための専門書、翻訳者の経験談をまとめて出版した書籍が多くなりました。
そのすべてを収集すれば、台湾の翻訳業界へ入る方法、まだ入れない理由などがわかるはずです。
そして、BさんとC子の経験から見てもわかると思いますが、具体的なコツも業界経験も、自分で収集して判断してまとめたものではないなら、生かすことはできません。
私もほかのニックネームで詳しい情報を台湾のネットに残したし、台湾の翻訳者になるための既存情報を知っていますから、わかっています。
この「翻訳者になる情報」は最初の試練です。
翻訳というのは、人に聞かずにこの最初の試練をクリアしたこそ続ける職業だと思いますよ。