台湾のグルメといえばルーローなので、どの家庭でも気軽に作れる料理なはずですが、実はそうではありません。
絶対に混乱させる台湾のルーロー事情の記事に紹介した「滷汁」はポイントですね。
その「滷汁」についてのレシピがいろいろあって、生姜を使うタイプ、八角を使うタイプ、コーラを使うタイプなどありますが、自分の口に合う滷汁にたどり着く前には大変ですね。
それに、出かけるとすぐに美味しいルーロー飯が買えるので、一回二回の失敗で諦める人が少なくありませんから、家庭の手作りルーローがそんなに普及していません。
でも、お母さんは偏食の娘たちのために、いろいろ頑張って、ようやく誰でも好きになれるレシピにたどり着きました。
それは、もっとも伝統的でシンプルなタイプです。
だから、タイトルの現地主婦は私ではなく、お母さんですね。
ここではレシピを紹介しましょう。
【食材】(4~5人前)
皮つき豚バラ肉 1200g
葉ニンニク 1本
醤油、氷砂糖、水 好みに合わせて調整
【作り方】
STEP 1 肉を角切りにします
大腸菌のリスクを軽減するために、自分は豚肉を調理する前に電鍋で加熱してから切りますが、お母さんは生のままに処理するので、ここはご自由に。
STEP 2 葉ニンニクを3㎝くらいに切ります
STEP 3 葉角切り肉を焼いて、葉ニンニクをさっと炒めます
豚自身の油で表がほんのりの焼き色をつけるまで焼いておくと、肉の色も味もよりいいですが、このSTEPをスキップするバージョンもぜひ試してみてください。
もし、焼かなくても気にしないなら、その方が便利ですね。
葉ニンニクをさっと炒めて、緑の部分を1/3をとっておきます。
STEP 4 肉と2/3の葉ニンニクを深い鍋に入れます
STEP 5 具材が浸かるくらいの水を入れて、醤油、氷砂糖を入れます
水が醤油と同じような黒くなるまでに醤油を入れます。
氷砂糖を小さじ1杯くらい入れます。
STEP 6 電鍋に入れて1回目の加熱
外鍋に1カップの水を入れて加熱します。
「1回目の加熱→味見しながら調味→2回目の加熱→完成」という流れで作りますが、簡単に肉を柔らかく煮ることができるほかの電子鍋であれば、まずはコンロで加熱して、葉ニンニクの味も少しソースに溶けてから味見してくださいね。
STEP 7 調味します
しょっぱさ(醤油)ご飯にかけてそのまま食べても美味しいと思うほど
甘み(氷砂糖)自分は甘みがはっきりするほど入れますが、日本人の口に合うかどうかわかりませんから、とにかく少しずつ入れて味見したほうが安心ですね。
ちなみに、使う醤油は亀甲萬というブランドの醤油です。
他のブランドを使ったことがありませんから、違う醤油で作ったルーローの味がわかりません。
STEP 8 二回目の加熱
電鍋なら、外鍋に1.5カップの水を入れて存分に加熱します。
他の鍋だったら、とにかく濃厚な茶色になるまでに加熱すればいいです。
STEP 9 とっておいた1/3の緑の葉ニンニクを入れて鮮やかに
葉ニンニクは日本で普及していませんが、台湾ではニンニクを栽培用土に入れて普通に植えると葉ニンニクが生えますが、日本の気候が似合うかどうかわかりませんけど、興味がある人は試してもいいと思います。
以上は私の大好きなお母さんのルーローレシピでした。
【関連記事】
*ku*ma*さんの日本人視点のルーロー&葉ニンニクについての感想