旦那と付き合う前に、その連中とは一緒に遊ぶ友達でした。
恋愛に不器用な男が好きだとわかっても、自分の好みを気付いたほどだけで、特にその連中の誰かと付き合う気がしませんでした。
台湾では、こんな感じで友達から恋人になる人がたくさんいると思いますね。
グループで長い期間に一緒に遊んでから、だんだん気が合う二人が親しくなって、二人きりのデートになって、自然と付き合うのは、台湾でよくあるパータンです。
そして、親しくなったけどまだ付き合ってない期間を「曖昧期(アイ・メー・チ)」と呼んで、「搞曖昧(ガォ・アイ・メー)」で「曖昧している」ということを表現します。
「曖昧期」というのは、「向こうも私のことが好きなのか?」「二人は似合うの?」など確認する期間なので、同時に2~3人と曖昧している人もいるし、急に冷めて疎遠することもよくありますよ。
そして、最初に「曖昧期」に入ったのは、私の親友と旦那のルームメイトでした。
だから、その曖昧期カップルを中心として、3~4人の男子と3~4人の女子はよく学校の食堂で一緒に食事していました。
普通は、女子たちと男子たちと対面で座っていましたが、ある日、その曖昧期カップルを隣に座らせるために、他の女子とコソコソ相談してから動こうとする時に、不意に旦那とアイコンタクトして、相談内容がわからないはずな旦那が、急に何かわかったような笑顔をして、合わせて動いてくれました。
単なる空気を読むのが上手かもしれませんが、キュンとしました。
それから、旦那との曖昧期が始まりました。
でも、
「あの時は、何でわかったの?」
「何の話?」
旦那はすっかり忘れてしまいましたね。
正直、そのキュンとした思い出は、まさか気のせいだったかなぁ?って疑う時もありますが、それ以来の12年間は、お互いのベストフレンドになって、同じタイミングで同じスピードで同じ言葉を口に出したり、同調でたくさんの難関を乗り越えてきたりしたので、性格が合うのは気のせいではありませんね。
そして、曖昧期を破ったきかっけもバイクでしたね。
ある日、軽いケガになったバイクの事故に遭いました。
事故の後、旦那に会って抱いて精一杯甘えたくなったので、自分から攻めました。
「夜食を食べたいけど、一緒に買いに行こう?」
「部屋にあがって一緒に映画を見よう?」
「カレーをいっぱい作ったけど、食べる?」
こういう感じで、自然と付き合いになりました。
でも、告白が経験したことがないのはちょっと残念だと思いますから、交際中でも時々「先輩、好きです。付き合ってください。」と言いますね。
今でも、よく言っています。
「先輩、好きです。付き合ってください。」
「嫌です。」
「どうして?」
「結婚したから。」
「誰と?!!!!!!!!!!!!!!」
「あなたよ。」
「そうだね。」
ちなみに、最近は新しいセリフが登場しました。
「先輩、好きです。付き合ってください。」
「嫌です。」
「どうして?」
「結婚したから。」
「誰と?!!!!!!!!!!!!!!」
「あなたよ。」
「結婚したから、私を恋愛対象として扱うことができないということ?」
「.......!!!」
告白って、いつまでも面白いですね