12月になると、旦那が属する氏族はお祭りをします。
各地に暮らしている親戚やもう血すじをもっているかどうかわからない人たちは、祠堂に集まって線香を燃やして「拜拜(バイバイ)」をします。
このような感じですね。
主催者はマイクで指示してくれるので、具体的なやり方を知っている人はたぶん少ないと思いますから、今日は紹介したいのは、お祭りじゃなくて、その後の「辦桌(Pān-toh)」です。
台湾語である辦桌は「宴会を開く」という意味ですが、普通はこのような円卓の場合です。
田舎ではこのスタイルの披露宴もありますよ。
辦桌が始まる前から、円卓にはもうたくさんの道具を置いていました。
たぶんコロナのせいでしょう?
食器はビニールに包まれました。
そして、この小さな箱にはお持ち帰り用ビニール袋があります。
それは食べきれない時に、残りを「打包(ダ・バォ)」してお持ち帰りさせるためです。
箱の側面は「囍(シ)」という文字があって、普通は披露宴や結婚式に使いますか、どうしてここで使いますか?
たぶん、場合によって相応しいパッケージを準備するにはお金かかりますから、コストを抑えるために全部これを使うでしょう?
台湾ではよくあることですね。
開宴時間をまっているうちに、あるトラックがゆっくり前の広場に走ってきました。
そうしたら、
ステージになりました。
主催者たちはここで氏族に関わることを公表してから、カラオケの時間に入りました。
にぎやかでしたね。
そして、ようやく開宴しました。
旦那の家族、叔父さんと一緒に食べたので、さっと撮るつもりでしたが、義父は「ブログにアップして日本人に紹介するだろう?」って言いながら、アートディレクターを担当してくれました。
スプーンでスープの具材をすくってくれたのも義父でしたね。
食事中は台車を押してドリンクを送ってくれる人がいました。
ビールもジュースもあって、飲み放題でした。
ちなみに、この飲み放題と前の料理は3000台湾ドル(およそ11000円)で、10人前でした。
そして、ドリンクが飲まなくても、誰でも一杯のドリンクを準備しますよ。
それは、「敬酒(ジン・ジョオ)」のためです。
「敬酒」は主催者などはドリンクをもってそばに来て挨拶することです。
敬酒の流れは、
挨拶する人がそばにきて、ドリンクをあげて「みんなさん、こんにちは!」などで挨拶します。
挨拶される人たちも、ドリンクをあげて「こんにちは」と返答します。
挨拶する人は「来てくれてありがとうございます」などお世辞を言ってから、またドリンクをあげて「失礼します」と言いながら「空気乾杯」のようなしぐさをしてから飲みます。
挨拶される人たちも、同調に「空気乾杯」して飲みます。
昔はお酒で挨拶しますが、今はほとんどノンアルコールドリンクを使いますね。
こういう場合では挨拶に来るのは、主催者だけではなく、たくさんの政治家もいますね。
最近は選挙がないので、3~4組の政治家だけでしたが、選挙の季節になると、ドリンクが飲み切ったけどまだ次の人が来たから、空気乾杯だけでなく、空気飲みもしますね。
昔は政治家の登場が嫌いですが、今はいいと思います。
嫌いな政治家が出たら、冷たい態度で「その政策が嫌いだ」と主張できますからね。
以上は田舎の辦桌でした。