昨夜、台南関連する掲示板を見ていた時、ある記事を見ました。
「長栄大学のあるマレーシア人留学生は10/28の夜に学校から徒歩で寮に戻ろうとラインで友達に連絡しましたが、20分くらいで到着すべきですが、長い時間を渡っても帰らないし、連絡も繋がらないし、拉致されるかもしれませんから、みんな一緒に探してお願います。」
「どうしてすぐに拉致だと判断しますか?」
この前も外国人留学生との間に金銭問題があって、相手が行方不明だから一緒に探してって心配するふりをして相手を探したい人がいましたから、掲示板の人はちょっと警戒してそう聞きました。
「先月にはほかの女子が同じルートで、拉致未遂事件があったからです。」
その記事が削除される前の最後のコメントは、「彼女の靴を見つかりました」でしたが、その後は何も情報が更新されませんでした。
今朝起きたら、
長榮大學外籍女生 遭殺害棄屍(長栄大学の外国人女子が殺害された)ってニュースが出ました。
容疑者が警察に逮捕されました。
事件は調査中ですから、事件について余計なことを言いませんが、台湾の治安面についてちょっと言いたいことがありますね。
在台外国人がもっとも台湾の治安を称賛する点は主に二つ、
携帯やカバンをそのまま席に置いて、トイレへ行っても大丈夫。
深夜でも安心に外で歩けます。
簡単に言うと、それは事実です。
でも、人生は簡単ではありませんね。
携帯やカバンをそのまま席に置いて、トイレへ行っても大丈夫。
これは場所限定。
たとえば、私はノートパソコンを持ってスターバックスで仕事をする時期があって、そのスターバックスは近所のシェアオフィスみたい感じで、お客さんたちは会話しないけど、お互いに顔を知っています。
だから、iPhone、カバンなどの貴重品を席に置いて離れる人がいます。
でも、不特定の多人数が通る場所なら、そうする台湾人が少ないと思います。
深夜でも安心に外で歩けます。
台湾はコンビニが1つの交差点で2軒以上あるほど多いし、それ以外も深夜営業な店がたくさんあるし、深夜でも道が明るくて安心に出かけますが、それも注意点がありますね。
家から出るとすぐに店があるなら、確かにこんな感じですが、途中が公園、農園、荒地などがある場合では別です。
台湾人女性でも、深夜で一人でそういう場所をなるべく通りません。
本当に通る必要がある時には、バイクでハイスピードで通ります。
今回事件が起こった場所は田舎の僻地ですが、都市でも人の少ない公園などを通る時にはやっぱり気を付けてくださいね。
今回の事件でもう一つの悲劇を思い出した日本人もいると思いますが、それは1990年の台湾日本人女子大生殺人事件です。
それも台南で起こった事件です。
事件の殺人犯はタクシー運転手でした。
その事件と1996年の彭婉如タクシー殺害事件は、今の30代以上の台湾人のトラウマであると思います。
もちろん、ほとんどのタクシー運転手は真剣に頑張っていますが(運転マナーが悪いけど)、その一人や二人の悪人に遭わないように、台湾人の女性はタクシーを乗る時には、
道でタクシーを拾わず、マルチコピー機で呼びます。
マルチコピー機からタクシー番号、到着時間など載せているシートをプリントしてから、写真を撮って家族や友達に送ります。
タクシーが来たら、ちゃんと番号を確認してから乗ります。
タクシーを乗ると、すぐに車内の免許を撮って写真を家族や友達に送ります。
連絡している家族や友達がいなくても、
の仕草をします。
途中はずっとスマートをいじって、誰かと連絡している仕草をします。
タクシーを降りると、家族や友達に教えます。
それに、免許の写真を撮る時にはこそこそじゃなくて、堂々とやって運転手に「私の知り合いがあなたの情報を把握した」と主張します(もちろん、ケンカを売る態度じゃなくて、普通に撮ります)。
普通の運転手はこういう仕草に慣れていますが、もし運転手が怒ったら、すぐに降りてマルチコピー機で他の会社のタクシーを呼べばいいです。
7-11のibonしか使ったことがありませんが、ほとんど二つ以上の選択肢があると思います。
ちなみに、マルチコピー機で呼んだタクシーはちゃんと管理されているので、もし、運転手は変なルートを選んだら、その後はタクシーの管理会社にクレームして、管理会社はGPSでルートの合理性を判断して、本当に遠回りだったら返金しますから、安全に目的地を到着することを最優先にしてくださいね。
でも、目的地は都市の中にあるのに、車窓外の景色がますます郊外になると、すぐに降りてください。
台湾は、どこでもコンビニがありますから、コンビニがなくても交番に助けてもらえていいですから、違和感を感じる時、いつでも降りてくださいね。
本当は「台湾が安全で何も考えなくてもいいです」って言いたいですが、どこでも一人や二人の悪人がいますから、やっぱり基本的な安全確保法は忘れてはだめですね。
ちなみに、台湾人の彼氏が重い?いや、実は全員重い(笑)の記事では今回の事件と似ている経験を紹介しましたが、ここではついでに言いたいことがあります。
台湾人の彼氏が自分の行方を把握したいことに悩んでいる日本人の女性は、ちょっと彼氏の本心を聞いてみませんか?
もし、相手はただ大事な女性の安全を確保したいだけなら、ちゃんと相談して自由と安全を両立できるバランスを見つかりましょう。
もしよかったら、「愛していますが、日本の恋愛文化では何日間に連絡しなくてもいい」とか説明して、まず台湾人パートナーの「愛されてない」不安を解消して、安全のために「基準」を定めてはどうでしょうか?
例えば、
タクシーを乗る時には必ず連絡して安心させますが、電車やバスなど乗る時には連絡しません。
帰宅時間は夜20時以降だったら事前に連絡しますが、その前は連絡しません。
そして、約束した状況ても連絡が取れないなら、パートナーはどんな対応をとっていいですか?
例えば、
親友の誰かに聞いていいですか?
パソコンの対話履歴を見ていいですか?
自分が納得できる基準を定めたら、台湾人のパートナーとの関係はもっとうまくいくかもしれませんね。
長い文章ですみませんが、でも、安全についてはやっぱり詳しく言いたいです。
これからもう二度とこんな悲劇が起こらないように祈ります。