この前は台湾男性のやさしさについてちょっと面白い推測が拝見したんですが、それは、台湾女性のお姫様病のせいですからって。
台湾女性としては泣くか笑うかもうわかりませんが、まぁ、とにかく、台湾男性のやさしさについて自分なりの観察結果を報告したいです。
家庭教育
うちは姉妹だけなので、台湾人の親たちは息子の育ち方法がわかりませんが、従兄たちは可愛がってくれて、よく言いました。
「こんなことはお兄ちゃんがしてあげるよ。将来は彼氏ができたらまた彼氏に任せればいい。」
「自分でやれるよ。」
「いいよ。いいよ。労苦のことは、男の仕事。」
「でも、私はできるのに......」
「女はそんなことしなくていい。」
自分の息子にも、
「女子が大変な時にボーっとしないでよ。それじゃもてないぞ!」とか教えました。
学校教育
たぶん、小学校5年生からでしょう?男子は体が明らかに発達してきたので、女子たちが重いものを運ぶ姿を見た時、先生たちはすぐにそばにいる男子に声をかけます。
「おいおいおい、手伝ってよ。男なのに!」
そして、男子たちはいやいや手伝っていきます。
もし、自発的に女子に手伝う男子がいると、先生も「おぉ!いいぞ!立派な男だね!」って褒めてあげます。
思春期
中学からでしょう?
自発的に女子を手伝う男子が増えて、筋肉をアピールする人もたくさんいましたね。
「ほら、この筋肉って素晴らしいでしょう?だから、(重いものを)持たせて。」
「俺の手が大きいでしょう?だから、(重いものを)持たせて。」
「この男らしい姿に惚れたの?だから、(重いものを)持たせて。」
冗談で女子の遠慮に気遣う人もいるし、本気でアピールしたい人もいそうですが、今振り返ると、みんな可愛かったです。
そして、女教師や年寄り教師が重い教科書を運ぶ姿を見た時、手伝いにいく男子もよく見かけました。
だから、それは単なる女子に媚びるための行動ではなく、強い男だから弱い人を助けるってごく単純な気持ちだと思います。
インタービュー
まぁ、インタービューだと言っても、単なる実際に男友達と発生した会話だったから、まともなものではありません
「女子におごるのは平気だけど、相手が当たり前の顔でおごるのを待つならむかつく。」
「むかついたら割り勘?」
「いや、おごる。」
「なんで?」
「男だから。」
「あんたもわがままになった方がいいと思うよ。」
「なんで?」
「男はちょっとわがままな女子にドキドキするから。」
「どんな性格の女子が好きなの?」
「顔は?」
「きれい。」
「じゃぁ、どうでも好き。」
結論
台湾ではこれを大男人主義だといいます。
男は強い。女は弱い。
だから、男は女を守るべき。女は男に守られるべき。
そして、女は男の指示に従う。
それは伝統的な大男人主義で、つまり亭主関白。
だけど、台湾人の男性は楽天的な性格で、守る形にこだわりがないから、日常でいろいろと女子を助ければ、それは守ることだと無意識に思っているじゃないですか?
さらに、恋愛価値観というのは、普段見ている映画や小説に影響されると思いますが、台湾男性は子供の頃から武俠小説、ハリウッドや香港のアクション映画、武俠映画を見てきたんですね。
武俠というのは仁義。仁義というのは、弱い者を守ること。
アクション映画なら、どんなにワイルドなヒーローでも、女性にジェントルマン的だったから、台湾男性の亭主関白をいっそうやさしい方向へ導いたんでしょう?
以上は周りの男性の観察報告でした。
ちなみに、大学時代には怖い地震がありました。
誰でも寝ている静かな朝には、突然にすごく揺れ始めました。子供時代の921大地震の経験によって、まずはドアを開けていこうとした時に、彼氏(今の旦那)は腕を力強く引っ張って、自分の体で私をかばいました。
そのカッコよさにすごく惚れて、お婆ちゃんになっても忘れないと思いますね。