先週の週末は柳営区の劉啓祥故居へ行きました。
左の台湾式屋敷は劉氏の宗族の祠堂で、右の西洋風屋敷は劉啓祥が住んでいた家です。両方とも無料で見学することができますが、旦那の宗族も祠堂をもって、人の祠堂を見学するのは微妙な気分になりますから、台湾式屋敷に入りませんでした。
紹介できないのはちょっと残念ですが、でも紹介しないのもいいですよね?そうすれば、みんなは自分で行った時の楽しみがいっそうあがるでしょう?
とにかく、今日は西洋風の屋敷を紹介しましょう。
劉啓祥は有名な台湾画家でしたが、台湾は昔外国の文化が台湾より高級である雰囲気が濃かったですから、台南人でも劉啓祥のことをあまり知っていません。
でも、近年には「本土の文化は一番大事」の意識が高まって、みんなもだんだん「文化やアート」は遠い国のものではなく、自分の暮らしにもあると気づき始めました。
写真の左のは劉啓祥の作品を展覧しているギャラリーで、右はカフェです。
カフェのメニューによると、飲み物、デザートと定食がありますが、行った時には14時すぎましたから、この時間に定食を提供しないことをわかりました。
台湾の都市なら、いつでも主食を食べることができますが、田舎では13:30過ぎたら、店がほぼ休みますから、都市以外のところで観光すると、お菓子やおにぎりなどすこし持って行った方が安心ですね。
一度ボロボロになってしまいましたが、台南の文化局が出資してリフォームして、2018年に竣工しましたから、新築みたいです。
1階はホール一つと3室あります。
ホールの奥には二階への階段があります。
ホールの左には作品の展覧室で、ここで展示する作品が少ないですが、イスに座ってキャンバスのようなモニターでもっと作品を見ることができます。
ホールの右には劉啓祥の人生を紹介する資料室です。
資料室の後には階段と直接に繋がっている小さい部屋があります。そこも資料室です。
昔の台湾の有名人は誰でも日本へ留学したことがあるみたいですね。
次は、2階へ。
自分で一番好きなところは、実は階段室ですね。
ガラスを通した光が好きです。
2階はクーラーがありませんから、暑いですね。日本人は来るなら、秋をおすすめ。
庭を俯瞰できるベランダが日本の神戸で見た異人館と似ていますね。
上から見た庭がこんな感じ。
二階も資料や作品を展示する部屋が3室あります。一階と似ていますから、写真をあまり撮りませんでした。
そして、ギャラリーの後にほ一つ小さな建物があります。
ここは、お手洗いです(笑)
カフェで昼ご飯をするつもりでしたが、定食がありませんから、諦めましたが、お腹がペコペコでどうしましょうか?
幸いに、屋敷の前には二つの屋台があります。一つは煎餃(焼き餃子)、蔥油餅を売っています。
もう一つは台湾式のおでんと大腸、香腸(ソーセージ)を売っています。
両方とも紅茶(ホン・チャ。砂糖入り)と冬瓜茶(ドン・グァ・チャ。台南の名物)を売っています。
黒輪は中国語でヘー・ルンですが、台湾人は黒輪を見れば台湾語の「オ・レン」で読みますよ。実は、その「オ・レン」は日本語のおでんですね。
おでんなら自分で取って店の人に渡して、「内用(ネー・ヨン。ここで食べる)」や「外帯(ワイ・ダイ。お持ち帰り)」を教えればいいです。ソーセージ、大腸、煎餃、蔥油餅、紅茶、冬瓜茶は店の人に注文するタイプです。
ソーセージと大腸を注文したら、店の人が「要切嗎(ヤオ・チェ・マ。短く切りますか)」って聞きますね。OKなら「要(ヤォ)」、NOなら「不要(ブ・ヤォ)」。
別々にソーセージ、大腸と煎餃、蔥油餅を頼んだら、中心にある席に座れば、両方から料理が送ってきます。
美味しくて安いですが、両方ともなんか......不器用?
とにかく、おつりも間違えて、送ってきた料理の数量や内容もよく間違えました。
私たちだけでなく、他のお客も、料理が届いたら、「あれ?」の声が聞こえましたね。
【劉啓祥故居】
台南市柳営区中山西路三段112号
営業時間:水曜日~日曜日の10:00~17:00