【台湾の新型コロナ対策】ビッグデータ | 台南在住日記とか

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 今日の台湾は海外感染者一人です。

 

 20代の女性が2月下旬に仕事でカタールへ行って、3/10に陽性の結果が出て、カタールで治療して、4/8に連続二回の陰性の結果が出たら、寮に戻って4/22まで隔離していました。そして、5/3に帰国した時には何の症状もありませんが、自分で感染経歴を通報しました。

 

 空港から直接に専門の隔離場所へ移動して、もう一度検査して陰性。そして、新型コロナのために設置するタクシーで帰宅して、当日症状が出て、もう一度検査を受けて、5/7の今日に陽性の結果が出ました。

 

 本当に、この女性の誠実に感謝しますね。早く良くなりますようにニコ

 

 そして、今日は行政院副院長(=副首相)の陳其邁様が、新型コロナについて論文をJournal of Medical Internet Researchに投稿して、掲載されたニュースがあります。

 

 ダイアモンドプリンセス号を例として、ビッグデータの利用する経緯を紹介したそうです。

 

 簡単にまとめると、ダイアモンドプリンセス号の観光客たちが台北のたくさんの観光スポットへ行った情報が手に入れたとたんに、ツアーバスのGPS位置情報、クレジットカードの取り引き情報、監視カメラ携帯の信号で、観光客の立ち寄った場所を把握しました。

 

 そして、携帯の信号で同じ時間、同じ場所にいた人の携帯に警告のメッセージを送りました。

 

 次、健康保険カードの情報に照合して、ダイアモンドプリンセス号の観光客と接触した人たちの中に、肺炎で治療中している人がいるかどうか確認しました。

 

 新型コロナの件で、海外の人がこういうことがプライバシー侵害だと思うことが初めてわかりましたが、自分はこのようなやり方には賛成です。

 

 人の日常情報で追跡する技術が実に存在しているもので、今、使っても、使わなくても、いつでも誰かに悪用される可能性があります。

 

 それは、武器のようなものですね。武器は人を傷つけますが、利用者によって、人を守ることができます。

 

 だから、必要な時には、ちゃんと利用してほしいですね。

 

 そして、国民として、日常から政府を監督して、なるべく悪用されないように頑張ります。