日本では数少ない、ノーザン・ソウルのテイストを感じさせる曲。
それはスタイル・カウンシル経由でそうなった、というか"shout to the top"の完全なパクリなんだけど、聴いててそんなこと全然気にならない。この曲の清々しさと前向きな勢いは、パクリ云々なんて忘れさせるくらいのパワーがある。
真摯さ、誠実さ、優しさ、知性といった佐野さんのキャラクターは、ウェラーとも重なるし、ノーザン・ソウルの雰囲気によく合っているから、"young soul rebel!"なんてスローガンを掲げて二人が共闘してるようなイメージ。
スタイル・カウンシルの"Our favorite shop"に激しく反応してしまった佐野さんの心情は何となく分かるような気がする。
佐野さんは日本の音楽シーンの中にいてかなり孤独だったんだと思うよ。シュガー・ベイブに対しては認めつつもライバル心を燃やしていたらしいし、ナイアガラ・トライアングルでも結構浮いてたし。
佐野さんの音楽スタイルは、アメリカのロックン・ロールやソウル/R&Bを英語のニュアンスを生かしつつそのままダイレクトに表現する方法で、歌詞も英語の翻訳文のような明解な論理性を持ったものだし。英語によるロックン・ロールを「そのまま」洗練された形で日本語で完成させてしまう知性とスマートさがある。
だから海外のアーティストによりシンパシーを感じるのは当然で、エルヴィス・コステロやポール・ウェラーが出てきた時は、やっと自分とルーツと姿勢を同じくする同胞が現れたと感じたのでは?
やっぱり佐野さんと村上春樹って似てるよなぁ。
Android携帯からの投稿
