11/12(火)に、FIVB ワールドグランドチャンピオンズカップの女子大会が開幕しました。


世界4大大会の一つとテレビでは言っていますが、世界ランキングのポイントが付かないという、大会自体が消化試合というか、エキシビションみたいな大会です。


初戦で、火の鳥NIPPONこと、眞鍋ジャパン・サロンパスは、ヨーロッパ女王のロシアに3-1で勝利。


ロシアはコシェレワとオブモチャエワという2枚看板を故障で欠いて、急遽大ベテランのリューバを招集するという状況ですが、日本は、過去にはメンバー落ちのロシアにもやられていたことを思えば、この勝利は評価できると思います。


まあ、ロシアはロンドンオリンピックはベスト8で消えていますから、銅メダルの日本から見たら、格下ですけどね。(おいっ!笑)


というのは冗談として、ロシアはオリンピックの後、代表監督が自ら命を絶つという悲劇がありました。後を受けて、今年から指揮を執るマリチェフ監督が、レシーブに難のあるオブモチャエワを、アウトサイドからオポジットにコンバートしたのが功を奏したのだと思います。


飛車角落ちでも、ロシアは攻撃力がありますが、日本がよく拾ってました。これは完敗したロンドンオリンピックでもそうだったのですが、結果的にガモワにやられても、1本目で決められたのは以前より少なかったと思います。ワンタッチを取って繋ぐ場面もありましたし。それだけ日本のブロックを含めた組織的な守備のレベルが上がったのだと思います。


いや、待てよ。今大会のロシア戦勝利の要因は、新戦術MB1でしたね。テレビでそう言ってましたから。(笑)


攻撃では何の役にも立たないミドルブロッカーなんか、リストラして1人にしちゃえ!ってことですね。よそのチームには3人しかいないウイングスパイカーが、日本には、なんと4人も!お得ですねぇ。しかも、10回払いも出来て、今なら送料無料!今すぐお電話を!


それがMB1です。


って、なんのこっちゃ。


眞鍋監督が新しいことを試みるのは、いいことだと思います。これはそういう大会ですから。ただ、どのやり方も長所短所があるわけで、無条件に持ち上げるテレビには脱力してしまいます。例えば、サッカーのザッケローニ監督が試した3バックだと、色々議論が起こりましたが、そういったことが一切ないバレーボール中継って、やっぱりスポーツとはみなされてないのですね。(哀)


こんなどうでもいい大会に、安くはない放映権料を支払っている日本テレビ様に、ケチを付けてはいけないのかもしれませんが。


なんか気分が落ち込んできたので、ロシアのショボいバレーを思い出して笑うことにします。


とっくの昔に離婚した旦那の名前を未だに登録している、シャチコワこと、ソコロワこと、キリッチことリューバは、去年のロンドンオリンピック世界最終予選で来日しなかったので、もうプレーを見ることはないのかと思っていたので、今回の代表復帰は嬉しかったのですが、プレーそのものは残念でした。(苦笑)


でも、過去4年のチームとは違い、若手がビビッて近寄らず、チームで浮いてる様子がなかったので、ホッとしました。(笑) まあ、今はロシアのディナモ・クラスノダール(アビタル・セリンジャー監督)の所属で、リベロの和彫りちゃんことクリュチコワとか、チームメートがいるからかもしれません。


17番のオポジットのマリフは19歳。リューバから見たら、息子のダニエル君とそんなに違わないのでは?(‐^▽^‐)


今大会は、韓国がいないので、かませ犬役は無しかと思っていたら、ロシアが見事にその役目を果たしました。日本のサーブが良かったとも言えますが、ロシアのサーブレシーブがお粗末でした。


きっと、新戦術MB1に驚いて、目をまわしたり、腰を抜かしたりしたのでしょう。(ただ単にレシーブが下手なだけじゃ?笑)