ホイットニー・ヒューストンの歌にありました。どんな歌かは忘れましたが。
今回は、歌の話ではなく、テニスでの話。
開催中の東レパンパシフィックオープンで、クルム伊達選手が観客のため息にキレたとの報道がありました。
その試合はおろか、大会そのものを全く見ていないので、ネットに載った記事を見ての感想になります。
普段の生活で、一緒にいる人にため息を吐かれると、何か自分が悪いことをしたような気になるので、嫌な思いがします。なので、「観客にため息を吐かれると、やる気がなくなる」というクルム伊達選手の言い分はわかります。
そして、ブログで、「ため息のないサポートをお願いします」というのも、選手がどういう応援をしてほしいか、希望を述べる権利があると思うので、問題は無いと思います。
ただ、試合でダブルフォールトを犯した後、「ため息ばっかり」とキレるのは、いただけません。上手くいかないからといって、お客さんに八つ当たりするのは、プロとして駄目でしょう。
私は、10年ほど前に一度だけ、東レパンパシを見に行ったことがあります。チケット代がいくらかは忘れてしまったのですが、高かったという記憶があります。
高いチケット代を出して、思わずため息が出るような試合を見せられた挙句、選手に文句言われるわ、日本の観客のレベルが低いだの言われるわ、とんだ「おもてなし」ですな。
これでは、ホスピタリティ(hospitality、おもてなし)ではなく、ホスティリティ(hostility、敵意、反感)ですな。
もし、私が会場にいたら、ため息は吐かなかったと思います。思わずため息が出てしまうほど、力を入れてクルム伊達選手の試合は見ないと思うので。(笑)
今回の件で、クルム伊達選手を嫌いになったりはしません。元々好きではないので。(爆)