ロマンティックエロティックグロリアス -67ページ目

やっぱり、作り直した方がいい。


元いた場所の思い出が強すぎて、気持ちが後ろを向いてしまう。


俺たちは、あの場所を出てきたんだ。

今までの全部にサヨナラを言って、ここまで来たんだ。

俺の中に無いなら、どこからかそれを得なければならないだろうけど、華瑶苑はこんなじゃいけない。


目を閉じて、栗宮様のいたあの場所を思い浮かべる。


でもそれは、あそこでも、ない。

あれは、栗宮様の華瑶苑だったんだ。


あの場所で俺が暮らすイメージは違和感を覚える。

もっと違う、俺らしい場所ができるはずなんだ。


立ち止まり考えていたら、声が降ってきた。