ロマンティックエロティックグロリアス -62ページ目
『やっぱ無理!切る!』

『ええっ!ま、待ってちょっ・・・』


その時、ふいに声がした。


「紅子、今行くから」


それがどこから聞こえたのか誰なのか考える間もなく、部屋にグリーンの光が満ちた。

扉が描かれる――


緑子姉ちゃん・・・


扉から現れた姉ちゃんはあたりを見回すように頭をめぐらすと、『何よこれ・・・』と言って首を振った。


『紅子、森はどこ?ちゃんとあるの?』


実はあんまりない・・・


『資源の供給率が・・・あ、髪、伸ばしたのね?』

『え?ああ、もう切るけど』

『どうして!せっかく伸ばしたのに!』

『重いんだよ。我慢できねえ』

『はぁ?』


呆れ顔の姉ちゃんの横から、菫が言った。


『だからすこうよ、髪』