ロマンティックエロティックグロリアス -155ページ目

カラカラっと窓が開いた。

寝ようとして電気を消して、ベッドに入ろうとした時だった。

振り向くと、あの男の子・・・!

背中に何か隠して、おいでおいでをしている。

テラスに出て、文句を言おうとしたとき、目の前に何か差し出された。


――ひまわり!


『やる』


彼は短くそう言って、私の手を取ってひまわりを受け取らせると、もう片方の手も引き寄せて、何かを握らせた。

その私の手を包んでぎゅっとしてから、彼は『おやすみ』とだけ言って、テラスから飛び降りた。


慌てて下を見ると、走っていく彼が見えた。


――どういうこと?


私は右手のひまわりと握った左こぶしを見て、夜の空を仰いだ。

それから、そっと左手を開いてみた。


・・・現れたのは、小さな光る薄紅色の石――


インペリアルトパーズだ・・・

これ、くれたんだよね・・・?

ひまわりも、石も・・・


ひまわりは机に活けて、トパーズは宝石箱にしまって眠った。

ひまわりなんて、まだどこにも咲いてない・・・

私の好きな花が、なんで分かったのかな・・・?

彼の瞳のインペリアルトパーズ・・・わざわざ、手に入れたのかな?それとも、彼のものだったのをくれたのかな・・・

もらっても、いいのかな・・・?


朝起きても、ひまわりは消えてなかった。

宝石箱に入れたトパーズも、光っていた。

自分の宝石を女の子に渡すなんて・・・プロポーズみたい。

ひまわりは素直に嬉しいし、もらえるけど、石はちょっともらえないな・・・

今日、返しに行こう。私もなにか、プレゼントを考えなくちゃ・・・