やがてまず姫神様と碧様がきびすを返して舞台奥へ立ち去りながら、光の粉をまき散らして消えた。それはもうなんの合図もなくて、消えてから、えっ、帰っちゃったの?と思ったような具合だった。
それから紅たち三宮様たちが扉を開いて消えた。
・・・帰るんだ・・・もう終わりなのかな?
と思いきや、こんどは合唱隊の方から一人の男が中央に歩み出て、朗々とした声で歌い始めた。
今宵は新しい姫神様の生まれる善き日・・・
それに合わせて合唱隊も、それまでのような控えめな歌でなく、一斉に声を合わせて歌いだした。圧倒されるような声!
それに呼ばれるように、左右の脇からたくさんの人が踊りを踊りながら集まってきて、くるくる回ったり手をつないで引き合ったり、とても賑やかになってきた。あのダンス、素敵!
――終わってみると、最初の疑問は吹き飛んで、私は楽しい気分でいっぱいだった。