135 | ロマンティックエロティックグロリアス

『ほんとうならすぐにでも修行に入りたかったんだけど、事情が事情だし、ここには他に人がいないから安全だと思って待ってたんだよ。でも、ここも落ち着いたようだし、そろそろどうかと思うんだ』


師範が、微笑んでそう言った。元気そう。良かった。


『修行ってなにすんの?』

『うん、ほんとうなら守護の里の町へ行って、体術と心の修行の両面を鍛えるんだけどね。梅宮様が嫌がると思うから、しばらくはここで』


私がいなくなったら紅はひとりになっちゃう。

そんなことはできないよ。


『あたしがここに来るよ。いいだろう?』


紅は、嫌、とは言えなかった。