115 | ロマンティックエロティックグロリアス

紅の髪をすっきりさせた後、緑子様は少し止まってた。

黙って、じっと動かなくなった。

考え事と言うよりは、探すような感じ。

私の視線に目を留めて、ひとつうなずくと、


『紅子、また来ます』


と言って扉に消えた。

またってどれくらい後なんだろう?


『腹減ったなぁ・・・』


世にも情けない声を、世にも情けない顔で言うから、笑ってしまって緑子様のことはすぐ忘れた。


どん!


いきなり、机の上にカツ丼がふたつ、現れた!


『なななな・・・なにこれ!』

『へ?カツ丼。食べようぜ』

『???』


いつの間にか出現した箸を持って、『いただきます』とか言ってるし・・・