106 | ロマンティックエロティックグロリアス

ビリッ!


顔が強張るのが分かった。


そしてそんな俺を見て言葉が出なくなった菫を見た。


『何でそんなこと言うんだよ』


語気が荒い。

言っちゃってから気付く。

そんな言い方したい訳じゃない。

そんなこと、言いたい訳じゃない。


『俺が伸ばしたくないの知ってて言ってんのかよ』


菫が口ごもる。

知ってるよ。

知ってて言ってくれてんだよ。


『何とか言えよ!』


こんなこと言いたい訳じゃない!!


イライラする俺。びくびくしてる菫。


どうしてこんなことにしてるんだよ、俺は・・・


『ちぇっ、だんまりかよ』


挙句に捨て台詞で席を立った。