堤です。
早いもので2016年ももう終わり…
今年は、TickTackMovieとしては、浦島イベント「Undrawable」の開催と、くだらないもの工房様との共同企画短編映画「savepoint」の制作が、主な活動となりました。
前回の記事で書いたイベントです。
こじんまりとした会場ではありましたが満員のお客様にお越し頂き、なんとか「浦島太郎」シリーズ全5作品を無事上映することができました。
また、自分の作品のコンセプトに沿って様々な方に展示やパフォーマンスをして頂けるというのは非常に面白い体験で、一つ一つ、目と耳に焼き付けさせて頂きました。
このシリーズ、最初に「帰郷」を撮ったのが2012年なので、なんとここまで4年。
スマホ仮面を挟んだとはいえ時間がかかりすぎたなと思ってもいますが、時間がかかったからこそあんなにたくさんの人との出会いをあの場に集約することができたんだなと思うと、最後にこのイベントができてよかったと思います。
ご来場くださった皆様、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
最終作「浦島太郎」はWeb公開しないの?と何度かお問い合わせを頂いたのですが、もうしばらくは上映を中心として皆様にお届けしていければと考えております。
他の4本と合わせて、TickTackMovieの根本にあるテーマについて考え続けた作品集です。
今回ご来場頂けなかった方も、またの上映の機会を楽しみにして頂ければと思います。
次に人目に触れるときには少し、進化しているかもしれません!
ある程度機会を設けられたら、最終的にはWebにも公開する予定です。
・短編映画「savepoint」
上記イベントの打ち上げの席で、くだらないもの工房の匠さん(スマホ仮面や浦島太郎の小道具制作などでお世話になっている方)から、ご自身の目玉商品である「卓上セーブポイント」のCMを作って欲しいとご依頼を頂いて始まった企画。
卓上セーブポイントについてはこちらから!小粋な商品です。
内容を練っているうちに約10分の短編映画を作ることになりました。
自主制作ではなく、TickTackMovieとして依頼を受けて作品を制作するのは初めてのことだったのですが、素敵なキャスト・スタッフの皆さんにも恵まれて、凄く楽しい現場でした!
「人生にセーブポイントがあったら?」というテーマは掘りがいがありすぎて、その落とし所と脚本の決定までにかなり長い期間を費やしてしまったのですが、最終的にはちょうど良いところに落ち着いたのではないかなと思います。
ぜひご覧頂き、購入をご検討頂けたらと思います!
そんな2016年。
こうして今年も活動をさせて頂けたことは本当に嬉しいことです。
それでも個人的には、年始に思っていたよりもかなり歩みの遅い年になってしまったなとは思っていて、色々と後悔がないわけではありません。
時間が流れるのは本当に早くて、あっという間に20代が終わってしまった、そんな実感が押し寄せてくる1年でした。
東京での活動の土台作りにと「浦島太郎」シリーズを作っていたらいつの間にか4年経っていた…なんて、ちょっと笑えんです。
でも、元旦に戻ってやり直したいかと言えば絶対に嫌で、そんなことをするくらいだったら、ここに来るまでに感じた悔しさも不甲斐なさも全て、来年にぶつけたいと思うわけです。
だから例えセーブポイントがあって、今年の元旦に一度セーブしていたとしても、僕は今日、もう一度セーブして新年を迎えると思います。
そして来年こそは、長編を作る!!
話変わって、去年から年越し時期は頭の中がスターウォーズモードになってるんですが…
「ローグ・ワン」面白かったですね。
去年のフォースの覚醒とは違う名もなき人々の物語は、それがインディペンデント映画で頭角を現した若き監督によって撮られているということもあって、なんだか去年以上に、名もなきクリエイターに向けた激励のようにも見えて、年の終わりに熱いものをもらった気がします。
劇中で「あ、これは俺らに向けて言ってるんだな」と思える、ちょっと歯が浮くようなセリフが一個あって、それを胸に年を越したいと思います。
…とまあこんな感じで、来年もよろしくお願いいたします!!