2010年を振り返る 「その3」は競馬です。

地方競馬、中央競馬、海外の競馬全部ひっくるめて今年印象に残ったことを書いてみます。

ウオッカ 引退
2007年のダービー馬でその後も安田記念、天皇賞、ヴィクトリアマイル、ジャパンカップ等を勝ち名牝と言われました。
やはり、64年ぶりとなった牝馬でのダービー制覇が印象的でした。

アパパネ 牝馬三冠達成
八大競走で初めてとなる1着同着の立役者ともなったアパパネ
エ杯で、スノーフェアリーに大きく差をつけられたことはまた違った意味での驚きもありました。

福永洋一記念の開催
5月高知競馬場で行われました。祐一騎手の涙が印象的なレースでした。

函館競馬場のリニューアル
すっかり変わってしまった函館競馬場にビックリしたけれど
競馬場から見える函館山、コースの上を飛ぶ飛行機、向こう正面のさらに奥にみえる海
風景は変わっていませんでした。

落馬事故が多発
1月に内田博幸騎手、3月には武豊騎手、秋には横山典弘騎手、岩田康誠騎手とトップジョッキーの落馬が相次いだ年でもありました。
トップジョッキーが不在のあいだ、勝ち星を伸ばす若手騎手があまりいなかったのは残念。

オグリキャップ逝去
昭和最後のアイドルホース、オグリキャップが夏に逝去。
馬産地新冠優駿スタリオンステーションへオグリキャップに会いに行ったことがあったんだけど
誰かがやってくると遠くにいても近寄ってきて引退後も愛嬌のある馬でした。

クラキンコ 道営三冠馬達成
牝馬としてはじめて、北海道三冠を達成しました。父クラキングオー、母クラシャトルと道営馴染みの血統も話題に。

藤田伸二騎手、出版ラッシュと特別模範騎手賞獲得
「男道」「男ラム」「番長の話」と話題の著書を多く出版した藤田伸二騎手。
秋に札幌で藤田騎手とお会いする機会がありました。その節はありがとうございました。

ワールドスーパージョッキーズシリーズに荒尾の杉村一樹騎手が出場
パドックで「杉村がんばれよ!」と多くの声がかかってたのは感動ものでした。

$ちけぶろ

レディースジョッキーズシリーズでは、これまた荒尾の岩永千明騎手が優勝
荒尾競馬場で行われた第五戦、第六戦と連勝を決めての大逆転!

$ちけぶろ

地方競馬リーディングは佐賀の山口勲騎手がほぼ手中に
1985年 中津の有馬澄男騎手が獲得して以来の九州競馬からのリーディング獲得。
杉村一樹騎手、岩永千明騎手、山口勲騎手、清水裕一騎手と九州の競馬が熱い1年でした。

$ちけぶろ

ジャパンカップにてブエナビスタ1着降着
スミヨン騎手のウイニングランも虚しいものに。

$ちけぶろ

幸英明騎手 JRA年間1008回騎乗達成
ビッグレースでの勝ち鞍こそなかったけれど、コツコツ重ねた騎乗数が大台を超えました。

クロフネ産駒 JRAで毎週勝利
こちらもこつこつと毎週勝ち続けたクロフネ産駒。
相変わらずファンタジーステークスとダートと芝の短距離が得意な産駒が多かったりしますが、毎週重ねた勝ち星は154。
$ちけぶろ

ゼニヤッタ 連勝ストップと引退
デビュー以来の連勝を19と伸ばしていたゼニヤッタ。
11月に行われたブリーダーズ・クラシックにで2着に惜敗。すぐに引退を発表。
ここ数年、牝馬の活躍は日本・世界を問わず大きな話題となりました。

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以上長くなったけれど、今年の競馬のまとめでした。
明日、荒尾競馬場では肥後の国グランプリ、園田ではジュニアカップ等が開催され
1年の締めくくりとなります。

今年に限ったことではないけれど、世界で活躍できる日本人ジョッキーがどんどんでてきてほしいです。
有馬記念で外国人ジョッキーが上位独占。それを指を咥えてみているようでは、いけないと思います。
競馬の頂点はヨーロッパやアメリカ。その高いステータスの中でどんどん修行して欲しい。
来年春にイタリアから戻ってくる予定のJRA松田大作騎手が修行の成果をどんな風に見せてくれるか
楽しみにしながら来年も競馬を楽しもうと思います。