ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」/堀江 貴文
¥1,000
Amazon.co.jp
この本を読みました。
「なんかヘンだよね・・・」ってタイトルの割りには当たり前のことがけっこう書いてあったりするんだけど
多くの人がそのことに気が付いていないから「ヘン」らしい。

感銘を受けたのは「間違っていることを間違ってるといえない空気がまだまだ存在する」。

このフレーズ。

もうそのまま。

言えないんだよね。自分を保守したいから。
学校内でのいじめなんかでもそう。
「いじめはダメ」ってクラス内で言えば今度は自分が標的にされるから言えない。
だから変わらない。

それが大人の世界にもいっぱい。

「上司が怖いから言えない」とか「言ったら自分の立場が危うくなるから言えない」
そうなると結局「上司の意見は絶対」「多数決に従う」というヘンな流れになっちゃう。

でもそれを「ヘンだ」って認識できなくなると末期症状。

ぶっちゃけ、上司も社長もオレもあなたも人間。
キチンとした理屈を持って言えば、なにか変わる可能性が十分ある。
上司や社長は神様ではない、絶対ではない。
勤続年数が短いとか長いとか、そんなの関係ない。しっかりと意見を言える人が偉い。

言わなきゃなにも変わらない。「NO」であればハッキリと「NO」と言おう。

数年前 とある会社の上層部と戦った時期があった。
権力という名のモンスターに負けた形にはなったが、あれはあれでよかったと思う。
結果的にあの会社は民事再生法を適用する形になった。できない連中だったのが証明された。プッ

ちなみに「ひろゆき」って人は2ちゃんねるの管理人を今年初旬までやってた人です。
ホリエモンのプロフィールはご存知の通り。
彼がどんな時にもTシャツを着ている理由がわかった。

「ルールがないから」

それがイヤならルールを敷きましょう きちんとした理屈を持ってね ってことらしい。

あとこの本を読むと今後テレビが衰退することを感じることができます。
もう結構前から感じてたけど、やっぱり今後はネットの時代。
ヘタなテレビCMで宣伝するよりも ブログでタレントが「これ使ってよかった!」って書いた方がよっぽど宣伝になる。

思いが届かない芸能人より 届くお友達。
mixiなんかのSNSが流行る理由もそんなとこ。
結局はコミュニケーション重視。
直接なリアクションがない人よりある人の方が接していて楽しいもん!

本の全体的な感想としては ホリエモンとひろゆきの居酒屋トーク。
ひろゆきが意外といろんなこと知っててビックリした。
うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」とけっこう前にコメントをしたひろゆき氏。
情報がほぼ無限に行き来するネットの社会でウソをウソであると見抜けないとマジでやっていけませんわ。

ウソか本当か見分ける作業が面白いんだよね ネットって。