「ミックマック」「パリ20区、僕たちのクラス」仏映画2本立て | 国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ

「ミックマック」「パリ20区、僕たちのクラス」仏映画2本立て

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ミックマック

「アメリ」「デリカテッセン」のジャン=ピエール・ジュネ監督最新作、「ミックマック」を見ました。
オシャレでおバカでかわいい反戦映画、おもしろすぎてけしからん!って感じです。
ストーリーは、父の命を奪った地雷を作っている軍事会社と、自分の運命を狂わせた銃弾を作っている軍事会社に復讐する、という単純な話ですが、この復讐がかわいすぎるんです。
敵である武器商人達も憎たらしいけど、おバカでかわいい一面もあったりしてなんか憎めない。
復讐したいけど一人じゃ無理だ・・・
そんな時に仲間になるのが個性的すぎるちょいと頼りない7人組です。
軟体女とか人間大砲男とか数字が得意な少女とか・・・
そんなちょっとマヌケな面子でハイテク軍事会社にアナログ戦法で挑むのですが、かなり爆笑痛快です。
捨ててあった廃材で復讐の道具を作ったりするんだけど、廃材すらもオシャレです。
原題は”Micmacs a tire-larigot”で”大量のいたずら”という意味で、ホントいたずらしながらのかわいい復讐劇です。
とはいえ、世界観もユーモアも独特なのですべての人におすすめってわけじゃないけど、「アメリ」「デリカテッセン」がお好きな方は是非♪
そしてこのオシャレな映像を作った撮影監督さんはパリを拠点に活躍している日本人撮影監督、永田鉄男さんでした。


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パリ20区、僕たちのクラス

フランスの移民が多い公立中学の教育現場を描いたドキュメンタリーティストの映画です。
カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品で、アカデミー賞の外国語映画賞のノミネート作品です。
生徒達は年齢的に難しいお年頃な上多国籍なので、先生はもう大変^^;
サッカー南アフリカ大会を巡り生徒同士は喧嘩になるわ、優等生女子ほどタチが悪いわ・・・
知人で足○区の中学で教師やっていて、外国人生徒たちの補習クラスを担当している人がいて、その人に聞いたエピソードと割と似ているということもあり、個人的にはあまり新鮮さは感じませんでした。
どこの国でも移民の子弟のクラスはこんな風なんだろうな、と思いました。
でもフランスの子達は自己主張が凄くて、そこは多分日本の中学とは違うだろうな、と思いました。
いろんなすったもんだな事もあるわけですが、基本的に教室や校内での先生と生徒との何気ないやりとりだけで終わっているので、途中でちょっと辛くなったりも。
でも多国籍生徒達の姿がリアルに生き生きと描かれてたし、子供達の演技は見応えありました。
因みに主演の教師役の俳優、フランソワ・ベゴドーは作家さんで、本作品の原作者だそうです。
基本的に私はパルムド―ル賞との相性があまり良くないみたいです^^;