セント・ヴァレンタインズデーとは・・・



男女の愛の誓いの日とされている。



今回はその起源をお話しよう。



ヴァレンタインズデーの歴史はローマ帝国時代まで遡る。



当時、男性と女性のカップルは珍しく



本来ならば「男性と男性」、「女性と女性」が一般的であり



中には「人間と犬」という組み合わせがあった程だ。



その中で、ローマ帝国で一組のカップルが誕生した。



あの有名な映画『バレンタインデー』のモデルにもなった



セント君とヴァレンタインちゃんである。(嘘)



2人はローマの中で一番栄えている中心街を堂々と歩き



周りの目を気にしないそぶりで仲良くデコピンしあったり



手をつなぎながら鼻をほじったり挙句の果てには



「寒い!!」と言いながらヴァレンタインちゃんはセント君のポケットに手を入れ



「こらこら♪君が今ほじった鼻くそを、僕のポケットに入れるなんてどうかしてるぞ♪」



2人「AHAHAHAHA♪」



といった行動を取り、仲睦まじい様子を周りの民衆に見せつける程2人の愛は深かったのだ。



しかしある日2人は大喧嘩をしてしまい別れることになった。



それから1年。



2人はあの中心街で再開した。



それは運命のいたずらかと思う程であり



同じ場所、同じ時刻、同じ右手で鼻をほじっていたのだ。



セント君「ヴァレンタインちゃん・・・」



ヴァレンタインちゃん「セント君・・・」



セ「どうしてここに?」



ヴァ「私はデリケートなお鼻の為に、鼻セレブを買いに来たの。あなたは?」



セ「なんだって!?実は・・・僕もさ。」



ヴァ「うそ・・・ 嘘よ!!だってあなた言ったじゃない!!僕はいつも鼻をかむときは街で配っているポケットティッシュで充分さ♪って!!私は鼻セレブがいいってあれ程言ったのに、あなたは頑としてポケットティッシュを手放さなかった!!そんなあなたが許せなかったから私は・・・私は・・・私はあなたの元を去ったのよ!!」



セ「・・・ごめん。今更誤ったって簡単に許せる事ではないって思ってる。どんなに言い訳したって見苦しいだけだ・・・。だけど言い訳させてくれ!!」



ヴァ「・・・いいわ。させてあげる。」



セ「メルシー。君が僕の元を去ってから1ヶ月が経ったある日。君からもらった誕生日プレゼント、鼻セレブを見つけたんだ。あの時はこんなものくれやがってって思ったさ。でも捨てるのも勿体ないから・・・その、使って・・・みたんだ。」



ヴァ「!?ど、どうだったの??」



セ「一瞬・・・天国に来たのかと思った。何だあれは!!やわらかい手触り、デリケートなお鼻を優しさ100%で包み込む心の広さ!!それを鼻に当てた時はまるで・・・まるで・・・ 赤ちゃんがお母さんに抱かれて安心しているようだった!!(ごめんちょっと違った。) 正直・・・涙がこぼれたよ・・・。あの鼻セレブは鼻への優しさで溢れている!!こんなに優しくされたのは生まれて初めてだった・・・。」



ヴァ「・・・o(;△;)o」



セ「それ以来、もう僕はポケットティッシュは使っていない。鼻セレブオンリーさ。それで今日は予備が無くなったから買いに来たんだ。そしたら君が居た。」



ヴァ「セント君・・・。分かってくれたのね・・・(ノ_・。)」



セ「Yeah。本当に悪かった。申しわけありませんでした・・・。」



ヴァ「・・・いいの。いいのよもうそんな事は!!」



セ「・・・もう一度・・・もう一度僕の元へ帰って来てくれないだろうか??」



ヴァ「!!」



セ「君が居なくなってから、君の大切さが分かったんだ。鼻セレブを通してな・・・」



ヴァ「鼻セレブを・・・通して?」



セ「Yeah。鼻セレブを舐めた事はあるかい?あれ、甘いんだぜ?」



ヴァ「・・・なんですって!?」



セ「あの甘さはどんなデザートをもってしても・・・敵わんさ。そしてその甘さであの時の2人の甘~い日々を思い出したのさ。」



ヴァ「なんてこと・・・。鼻セレブに味があったなんて・・・。知らなかった!!鼻セレブ歴24年の私がそんな見落としをしていたなんて!!・・・くそ。・・・くそがーーー!!毎月コツコツお小遣いを貯金して鼻セレブを買っていたのに!!なんでそんな大事なことを知らなかったのかしら!!私のバカ!!バカ!!大馬鹿者!!」



セ「そんなに自分を責めるな。さぁ立って。Stand up!!」



ヴァ「・・・ごめんなさい取り乱しちゃって。」



セ「いいさ。いつものことだったじゃないか??」



ヴァ「ふふ♪そうね♪」



セ「どうだろう??戻って来てくれないだろうか??」



ヴァ「はい。喜んでぃ!!」



セ「ヴァレンタインちゃん・・・」



ヴァ「セント君・・・」



セ&ヴァ「イエス。フォーリンラブ。」



その時。



「パチパチパチ。」



「パチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



周りからスタンディングオベーションが鳴り響いたのだ。



セ&ヴァ「え!!何事!?」



民衆A「ええもん見させてもろたわ!!こんな・・・こんな感動するなんておっちゃん今まで生きてきて無かったわ!!」



民衆B「ホント感動よ!!こんなに汗と言う涙が出たのは久しぶりよ!!」



民衆C「男女の愛がこんなに深いものなんて知らなかった・・・。そうだ!!今日は2人の記念日にしよう!!」



民衆D「いい考えだね!!」



民衆E「じゃあ2人の名前をとって、セント・ヴァレンタインズデーにしよう!!」



民衆F「イイネ!!」



・・・・・



これがセント・ヴァレンタインズデーの起源である。



それがいつしかチョコという形で自分の気持ちを相手に伝えるための手段になったのだ。



しかし今となっては友チョコだの義理チョコだの男性を期待させるようなチョコが作られている。



正直男性は期待を裏切られた気分だ。



何もしていないのに・・・。



話が逸れたが、要するにチョコを下さい。と言う事なのである。



チョコ。下さい。



あ、でもバイト先の子から義理チョコもらいました。



正直・・・嬉しかったとです!!



最後になりましたが。



全部。



嘘です。



次回予告。

「ムーニーマンってこんなに穿きやすいの!!驚きの新触感!!」