ヒヤシンスの水耕栽培(2) |

ヒヤシンスの水耕栽培(2)

ヒヤシンスの水耕栽培(1)では、主にピンクのヒヤシンスの開花までを書きました。その後、紫のヒヤシンスも開花したのですが、どうも育て方が悪かったらしいということにようやく気が付きました。この記事では、紫のヒヤシンスの開花までを振り返った後で、私の生育方法の反省点をまとめたいと思います。

 

 

2月の中旬の様子です。ピンクの時より、開花が遅れ、芽が大きく育っていたので、今度は、うまく行くのではないかと思っていたのですが、今考えると、この時点で茎が芽の中から伸びてないのがおかしかったのではないかと思います。(球根は、ピンクの球根より表面がきれいです。購入時からこのような違いがあり、この時点では、ピンクの生育で失敗したのは、球根の個体差の問題だと思い込んでいました。)

 

 

その5日後位の画像です。芽が開いており上から見ると花芽が見えています。嫌な予感がしだしましたが、この時点ではまだ花芽が開花しないまま茎が伸び始めるんだろうと楽観的に考えていました。

 

 

悪い予感が的中し、翌日に開花が始まってしまいました。

 

紫の色がとてもきれいでせっかく咲いてくれたので、冗長になりますが、日ごとの朝と晩の画像を並べてみます。

 

 

そのまた翌日です。左が朝の画像で、右が夜の画像です。一度開花が始まると一気に進みます。

 

 

そのまた2日後です。ピンクの球根と比べると、花が芽の高さより高い所に達していますが、やはり全体の見た目は「花束」のようで、茎が短すぎます。

 

(1)このように茎が短くなるのは、調べてみると、生育温度が高すぎたためのようです。ヒヤシンスの水耕栽培(1)にも書きましたが、ピンクの球根も紫の球根も1月の初めに現在の窓際に移動させました。栽培キットに付属していた説明書には、「2月頃まで暖房のない部屋や玄関等温度の低い場所で寒さに当てる」と書いてあります。現在の窓際に移す際に、温度が気になったので、計ってみた所15~20℃でした。これだと高すぎるようです。

 

(2)一方、ネットで他の方の育てた水耕栽培のヒヤシンスを画像で見ていると、茎が長すぎるものが多くありました。これについても調べてみると、日当たりの悪い場所で育てると茎が伸びすぎてしまうらしいです。(キットの説明書には「玄関」が例として挙がっているのですが、温度は低いかもしれないですが、日当たりはよくないですよね。バランスのよい場所探しは難しそうです。)

 

今年の「ヒヤシンスの水耕栽培」シリーズの記事はこれで終わりです。うまくいかなかったので、今年の年末に同様のキットが入手出来たらまた挑戦したいと思います。その時には、

 

(1)キットの球根の表面の状態(色や粗さ)に注意してきれいなものを選ぶ。

(2)球根が大きいものを選ぶ(生育を始める前に重さや大きさを計っておく)。

(3)根が出た後のポットの置き場所に気をつける。

 

など反省点がいっぱいあります。

 

【2024年3月2日 追記】

紫のヒヤシンスもうまく育たなかったと思っていたのですが、その後、紫のヒヤシンスは頑張って大きくなりました。

開花から10日位の様子です。大分、丈が伸びました。この頃が一番花がきれいだったと思います。花が咲いてから茎が伸び始めることもあるんですね。