マネする側からマネされる側へ
今、北京でモーターショーが開かれていて、そこで発表・展示されてるクルマが、なんともスバラシイ。このページ をご覧いただくとお解りのとおり、コピー商品のオンパレードらしいです。
で、これを見て日本のメーカーが不満をブーブー言っているらしいのですが、どうでしょう?
確かによく似てますねェ。散々模倣されHONDAあたりは相当頭にきているようで、訴訟も辞さない構えと聞きます。
さて、このニュースを見て僕が思ったのは「歴史は繰り返す」という言葉です。今になっては一端の自動車先進国になった日本の、その黎明期と凄くよく似ていて、みんな忘れちゃってるかも知れないけど日本のメーカーだって、それこそ散々マネをして今のレベルに到達したように思うんだけど、どうでしたっけ?
特にドイツ車の模倣はかなり凄かったんだけど、覚えてないのかな。
発展途上っていうのは「こういう事が頻繁に起きる状態」のことを言うのに、それが分かってないんじゃないでしょうか。
技術を持ち込み、安い労働力でいろいろ搾取したら、そのリスク(向こうにとっては見返り)だってあるでしょう?当然。日本車だってドイツ車のレベルに到達するのに何十年も掛かったし、未だにコストをかけても超えられない分野がある。
よく見えるところで言えばエクステリアのクロームメッキや、インテリアのアルミの使い方など、未だに先生にしてるように見受けられますけど。
ということで、結論。
別にマネされたっていいじゃないですか。所詮は模倣であってオリジナルを超えられなければ。いや、マネされないよりされた方がよっぽどいいのかもしれない。相手が「優秀な商品」と認めている証拠なんだから。
これで、どうしても追いつけない技術があれば勝ち。長期的に見れば名声が高まるはずです。
今はとにかく安くてもクルマが欲しい時期で、細かいことは構ってられないんだと思う。でも、それを過ぎて消費者が成熟してくれば模倣したクルマは駆逐されていくんじゃないかな、きっと。