現実逃避 | dearestさんのブログ

現実逃避

体と心で矛盾していても、やはり 抱き合えるって、好きな気持ちがあるんだよな…



好きだから一緒にいるわけだし、




ゆいがいて、家族だから一緒いるわけだし…











結婚を後悔して、やり直しとかしたら、

ゆいはこの世にはいない。

存在しなくなる。




それは嫌だ。












今日もゆいは相変わらずかわいい。(ただの親ばか)






はいはいもして、ちょっと目を離すと、何をしでかすかわからない状態。

ティッシュが箱から全部だされて、部屋中に散らばってたり、

テレビがザァザアなってたり、

雑誌が破られてたり、


とにかく興味津々で、手がたうとこならば、何にでも触ってみる。

危うくば破ったり、散らかしたり。


けど、そんな姿も愛娘ならでは、かわいくて仕方なかった。





けど、元旦那は違った。





子供のやる事なんて、笑って過ごせばいい。

なのに、本気で怒る。

言葉なんかわからないのに、怒鳴る。



怒鳴れば言葉なんかわからなくても、怖いから、ゆいは泣く。


そしたら、それにまたキレる。
怒鳴る。
物に当たる。










それでも月日は流れ、ゆいはどんどん成長していった。






はいはいから、つかまり立ちをするようになり、おすわりもできるようになった。









そんなある日、またガラスが割れた。









元旦那も学んだのか、素手は自分も怪我をして、痛いから、物を投げた。








ゆいがおすわりできるようになったから、と、母が買ってくれた、ゆいの椅子。

投げる為に買ってくれたんじゃないよ。




なのに、自分の虫の居所が悪いからって、ちょっと腹が立ったからって、
子供の物に当たってほしくなかった。

まだ、あたしが殴られたり、蹴られたりしたほうがいい。



『物はお金を出せば直せるし、また買いなおせる。
けど、心はお金を出しても直らないし、買い変える事もできない。』

そんな言葉を昔聞いた事があった。
確かにそう。

だけど、ゆいの物を壊したり、それを使って当たったりされるのは、ゆいにはまだ理解できない年でも、あたしは辛かった。












やっぱりこの人と結婚なんかしなきゃよかった。

ゆいだけ産んで、籍入れなきゃよかった。






結婚を後悔したら、ゆいが存在しない、って思ってたけど、
結婚しなくても、ゆいを産む事はできてた。


だから、やっぱり結婚しなきゃよかった…








つくづく思う。











こんな新婚生活するくらいなら、結婚しないでシングルマザーになればよかった。









けど、現実は違う。

そんな甘くない。





暴力を振るっても、仕事はちゃんとして、給料をもって帰ってくれて、
20歳で30近く稼いでくれてて、
だからゆいもあたしも生活できて、
そんな事を思うと、やっぱり元旦那がいなきゃ困ると思わされる。






働きたい。







そしたら、また世界が変わるのかも…





なんて、今の現実から離れたくて仕方なかった。