「ボクは、ずっと出かけられなかったから・・・ 母の日あげられて・・ない・・・・」

 

兄と比べて、できてない自分を不甲斐なく思っていたボーちゃん。

 

この前ぼそっと、つぶやきました。

 

ワタシ、そんな気持ちを持っていたとはつゆ知らず・・・

 

ただの笑い話にネタに、「兄のはじめての母の日エピソード」を話していました。

 

 

 

それは、ゆうさん中2の時。

 

うちはワーキングプア家庭だったので、

お子たちのお小遣いは100円✕14歳=1400円でした。

 

それではあまりにも世間とずれてるので、

足りない分は家の手伝いで、お駄賃制であげていました。

 

一労働30円とか50円とか。

 

 

そんな中。

ゆうさんは、母に内緒で駅前のモールに行き、女性用のバックを買ってきてくれました。

 

何を買っていいのかもわからずで、予算は2000円だったそうです。

 

バック屋のお姉さんが勧めてくれたのが

(残念ながらセンスが散々なww)

 

ボディーが白、蓋が黒のテカテカしたエナメルのバック。

 

 

母、正直、

 

(げー、、、ダサっ、!こんなダサいの今どき売ってるんだっ、、、)

 

って、衝撃でした。

 

 

(子どもだと思って、売れ残りそうな商品を押し付けられたな、こりゃ・・・)

(貴重なお小遣いを・・・こんなものに使っちゃって・・・オヨヨ・・・)

 

と思ったのです。

ですがそんなことを言えるはずもなく・・・

 

ゆうさんのその行いに感謝感激したのです。

 

 

そんなバックですから、持ち歩くこともできず困りましたが、

 

そうだ!大事な物入れってことで、使えばいいのだ!

大事なものを隠しておくバックってことで、タンスに閉まっておこう!

 

とひらめき、そのように使ってました。

たしか・・・へそくり入れのような、そんなことに使っていたと思います。

 

 

 

何年も経って____。

劣化したバック。

 

 

「捨てていいよ」って言われて、サヨナラしました。

 

 

その時に、当時の思い出話になり、

ドキドキの買い物話とか、母の気持ちとか、ゆうさんの気持ちとか話し・・・・

 

ぶっちゃけトークで盛り上がったのでした。

 

 

そんなのを横で見ていたボーちゃんは・・・

 

羨ましかったそうです。

 

「自分にはそういう母の日の思い出がない・・・」

 

いじけてたみたい。

 

 

そういう思いをこの前打ち明けられて・・・

 

「わーーい!、なら、今年ちょうだい~」

っておねだりしたら、

 

「いいよ」って。

 

 

で。

 

これをいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Luccikaの猫ピアス。 3点セット。

 

 

年甲斐もなく、まだこういうのが好きなベリーさん。

 

ボー的には小さくてさりげなくて華奢な物が好みだと言ってましたが、

 

この肉球は かわいいね! っていって、候補の中から選んでくれました。

 

 

 

何も代わり映えのない療養生活。

 

出かけることもほぼほぼなくて

誰かに自慢もできませんが(笑))

 

 

今日も「耳見せて!」って言い、耳を確認して

 

「やっぱ肉球、かわいい」と

 

ご満悦のボーちゃんなので

 

母も嬉しいです。。。 

 

 

 

障害背負わせちゃったけど・・・

綺麗な気持ちのこの子たちに恵まれて

 

ワタシはしあわせもんなだなぁ~ と

じんわりしたのでした。

 

 

おしまい。。。