合奏部に所属してトランペットを吹いている。
今年度の合奏部員は、4年生~6年生 総勢58名。
そのうち男子は7名。
小学生は自由曲のみ。
八木澤教司 作曲
サグラダファミリアの鐘
ー ガウディの継がれゆく意思 ー

~ 夏 ~
仕上がりは上々だった。
意を決して挑んだ夏のコンクール。
東北大会を視野にいれていた。
しかし、1点。
1点足りず、県のコンクールで敗退した。
忘れもしない。
西日が射す 体育館での解散式。
児童、顧問、講師、保護者。
みんなで肩を震わせ、悔し涙を流したあの日。
そこからまた 新たなスタート。
更に練習に練習を重ねた。
足りないのは 豊かな音色。
ただ吹くだけではダメだ。
音に “ 色 ” を。
「君たちの演奏は、音楽ではない。
ただの “音” だ。」
何度となく、講師の先生に指摘された。
ー “音楽を奏でる”という意味 ー
それを 子どもたち 一人ひとりが 考え、悩みながら “ 豊かな音とは何か ” を追い求めた。
そして望んだ 秋のコンクール。
見事「最優秀」で県のコンクールを突破。
夢にまで見た「全国大会出場」の切符を手にした。
これが、6年生 最後のコンクール。

毎日毎日、必死に練習した。

苦しい時も あっただろう。

それでも、「合奏が好き」そんな思いだけに支えられ、ここまで来た。
最後の合奏をホールから聴く。
辞めたい・・・
毎日そう漏らしていた4年生の時。
プレッシャーに耐えきれず、シーズン中 情緒不安定になっていた5年生の時。
それらを乗り越え、6年生になった。
自分の課題を理解し、常に前向きに 安定した精神状態で取り組んでいた。
随分 成長したなぁ。
頼もしさすら感じた。
最後の合奏を聴いていると、自然と そんな 長男の 合奏部生活 が 思い返される。
私の闘病生活とも同時進行だったこの3年間。
息子が一番辛かった 4年生の時。
私は遠く離れた、滋賀県の病院に入院中だった。
この時の 申し訳ない思いは、きっと私は 一生忘れられない。
そんなこんなを考えていると、涙が止まらなくなっていた。
素晴らしい演奏が終わった。
最高の演奏だったよ
結果は
子どもたちの目指した「最優秀賞」は逃したけれど、立派な結果だよ
お疲れ様でした
一生懸命になれるものが見つかって 良かったね
中学校に行ったら 更に厳しい練習が待ってるけど、(中学校も強豪校) “好き”あであれば、そんなの ヘッチャラ なんだろうね
これからも 寡黙な君を 母さんは応援していくからね