今年、最初のお話会は小学校でした。
74回目の小学校のおはなし会でした。
2年生でした。
定番になりました。
ニコニコ見てくれたのが嬉しかったです。
●「としょかんライオン」ミシェル・ヌードセン/作 ケビン・ホークス/絵 福本友美子/訳
としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
1,480円
Amazon |
前日に図書館に行って、どの本にしようか選びました。
この絵本を手に取り、小学校のおはなし会に参加し始めた6年前の事を思い出していました。
お向かいのママに「おはなし会で読んでくれてありがとうね。娘が今日読んでもらった話がすごく面白かったって言うから、これから図書館に借りに行くのよ。」と言われたのです。
私が読んだのではなかったのですが、こんな風に反応があるのは嬉しいですね。
娘があまり本を読まないと気にしていたママ。もう1度読みたいから図書館に行きたいと娘に言われて、ママも嬉しそうでした。
その娘ちゃんも、今は中学生です。
その時の絵本が、この「としょかんライオン」でした。
そんな事を思い出しながら読み直していたら、「ぴすこさんですよね?」と声をかけられました。若い綺麗な娘さんです。えええーーっと誰かな?と考えていると、
「◯です。」と自己紹介をしてくれました。
小さい頃、よく図書館のおはなし会に聞きに来てくれた◯ちゃんでした。
高校3年生で、受験勉強の為に図書館に来ていたのでした。
確か、センター試験は2週間後かしら・・
「あ、『としょかんライオン』これ大好きです。面白いですよね。何度も読みました。うちにもあるんですよ。」
そう言われて、明日のお話会にはこの本を読もうと決めました。
この絵本は、大判で お話も長めで、きっかり15分かかります。腕が疲れてしまいます。
だからなのか、私はお話会で読んだ事がありませんでした。
家に帰って、練習の為に音読を始めると、どんどん楽しさが伝わってきます。
さあ、本番です。
ちょっと長いお話ですが、皆んな良く聞いてくれました。
やっぱり、この絵本 面白んだな
最後の場面で、「メリーウェザーさんは、いすからとびあがると、ろうかへかけだしました。」と読むと、聞いている子ども達が「はしってはいけません!」と言ってくれました。
あー、伝わっている と感じる嬉しい瞬間でした。
どうして今までこの絵本を読まなかったんだろうって思っちゃうわ。
良い出会いになりました。
◯ちゃん、ありがとう。受験頑張ってね!