もうかなりお久しぶりのボードゲーム紹介コーナー。

今回はインフルエンザが猛威を振るっている今時期だからこそご紹介したい作品。

【 パンデミック 】
プレイ人数 2〜4人



プレイヤーは医療チームの一員となり、それぞれの能力を活かし協力しながら世界中で蔓延している感染症の根絶を目指します。

ゲームの最終目的は4種類(、黒の4色)の治療薬を作ること!



それでは準備や手順などを…


【 ゲーム準備 】

各プレイヤーは役割カードをランダムで一枚ずつ引きます。
引いたカードが今回の各プレイヤーの役割(職業)となります。


次にボード上にプレイヤーコマ、調査基地コマ、感染率マーカー、アウトブレイクマーカーなどを規定の場所に置き


よくシャッフルした感染カードを指定のカード置き場に裏向きで置きます。



次に、こちらもよくシャッフルしたプレイヤーカード(都市カード、イベントカード)を
各プレイヤーは参加人数に応じた枚数を引きます。

2人プレイ→4枚ずつ
3人プレイ→3枚ずつ
4人プレイ→2枚ずつ



引き終えたら今度は特殊なプレイヤーカード
【エピデミックカード】をゲームの難易度に合わせた枚数分プレイヤーカードに混ぜ再度シャッフルしボード上に裏向きで置きます。

初級→4枚
中級→5枚
上級→6枚




次に感染カードを一枚ずつめくっていき

描かれた都市に対応した色の病原体コマ(キューブ)を指定の数量配置していきます。
これを計9枚行います。

1〜3枚目の都市→3個ずつ
4〜6枚目の都市→2個ずつ
7〜9枚目の都市→1個ずつ



以上全て準備が終えましたらゲームスタートとなります。






【 ゲームの進行 】

受け取ったプレイヤーカードの都市人口が最も多いプレイヤーからゲームスタートとなります。

プレイヤーは手番で5つのアクションを4回まで(重複可)行えます。

そのアクションとは
・移動
・病原体コマの除去
・プレイヤーカード(都市)の受け渡し
・調査基地の設置
・治療薬の発見
の5種類。

もう少し詳しく説明しますと…

【 移動 】
・線で繋がっている都市に1マス移動
・捨て札にした都市カードの都市へ移動
・自分が現在いる都市のカードを捨て札にし、好きな都市へ移動
・調査基地から調査基地への移動

【 感染コマの除去 】
都市にある感染コマを1アクションで1つ取り除ける。

【 カードの受け渡し 】
自分が現在いる都市と同じカードを同都市にいる他プレイヤーへ渡せる。

【 調査基地の設置 】
自分が現在いる同都市カードを捨て札にして、その都市に調査基地を設置出来る。

【 治療薬の発見 】
調査基地のある都市で、同色の都市カード5枚を捨て札にし、その色の治療薬を作れる。



以上の中から4回までアクションを行い

終えたら感染カードをめくり(感染率表の数字分)、出た都市に病原体コマを1個ずつ置きます。


最後にプレイヤーカードを1枚引きそのプレイヤーのターンは終了。
次のプレイヤーのターンとなります。


【 ゲームの終了条件 】
・4種の治療薬を作る→勝利
・アウトブレイクが8回起こる→敗北
・各色病原体コマのストックが無くなる→敗北
・山札のプレイヤーカードが無くなる→敗北

※アウトブレイクとは?
都市にある病原体コマの数が4個目になったとき、アウトブレイクマーカーを一つ進め、隣接する都市全てに1個ずつ病原体コマを置く。




では最後に何気に重要な役割カードの説明をします。

【 科学者 】

・同色の都市カード4枚で治療薬を作ることが出来ます。

※通常5枚必要なところ4枚でOK!

【 研究員 】

・1アクションを消費して、自分の手札の都市カード1枚を、同じ都市にいるプレイヤーへ渡せる。
その場合自分がいる都市以外のカードでも良い。


※本来現在いる都市と同じ都市カードでないと渡せませんが、研究員は別の都市カードも渡せる優れた能力を持ってます。
…ってことは1ターンで最大4枚も渡すことが出来ますよ!


【 衛生兵 】

・1アクションを消費して自分がいる都市のすべての病原体コマを取り除ける。

・自分がいる都市にある、すでに治療薬が発見されている病原体コマ全てを自動的に取り除く。
更に治療薬が発見されていれば今自分がいる都市には病原体コマは置かれない。


※いつも衛生兵はこき使われる存在…


【 戦略エキスパート 】

・1アクションを消費して、都市カードは使わずに自分がいる都市に調査基地を設置出来る。

・1アクションを消費して、いずれかの都市カード1枚を捨て札にすることで、調査基地のある都市から好きな都市へ移動できる。


※エキスパートと言いますが…実はあまり役に立ちません。


【 検疫官 】

自分がいる都市と、隣接するすべての都市に病原体コマが置かれることを防ぐ(アウトブレイクも含む)


※その特性上、検疫官は危険地帯から動けないことが多くなります。


【 危機管理管 】

・1アクションを消費して、捨て札にあるイベントカード1枚を取ってこのカードの上に置き(1枚まで)、再度使用可能となる。

・そのイベントカードを使用したらゲームから取り除く。


※つまりすでに使用したイベントカードを再利用出来るんですが…
この能力は微妙…


【 通信司令員 】

・自分のターンに、他のプレイヤーのコマを、自分のコマと同じ要領で移動する。

・1アクションを消費して、いずれかのプレイヤーのコマ1つを、プレイヤーコマがある都市へ移動させることが出来る。


※要は自分のアクションを消費して他のプレイヤーコマを移動させることが出来るということ。
このゲームの司令塔って感じ。



以上…
役割カードの組合せによっては若干難易度が変わってくる場合もありますが、どの組合せでも皆で話し合い協力しながらミッションを進めていけばゲームクリアは可能です。

子供にも分かりやすい内容だと思いますし、お友達やご家族でワイワイ盛り上がるにはもってこいのゲームだと思いますよ。

更に拡張版や10周年記念版(本作の豪華版)などもありますので気になる方はチェックしてみて下さい。



尚、ゲームの流れなどについては実際のプレイを見ていただいた方が分かりやすいと思い補足として別にプレイ記を上げますのでそちらも併せてご覧になってみて下さい。