材木商の家に生まれた私には材木の香りを聴くだけでその木の素材がわかつた 

松か杉か檜か・・・・?である 

 

豪商の叔父が当主で ○○様と 様付けでよばれていた 

父は叔父の手足として全国を巡り 材木に適した樹木を探して歩き 良い樹木が見つけられると山ごと買い取って製材所に回す仕事をしていた 昭和の初めである 

焼き板製造部門も任されていた

焼き板は家の外壁や塀などに用いられていた 防腐作用があったからだ

 

板の干場が必要で 住まいは一丁四方の干場の片隅 敷地内にあった

 

母も豪商の娘  

 

黄金の夫婦であった

 

でも材木商は斜陽時期にあった 建物がコンクリートにに変わったからだ