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歴史が嫌い…
中学以来、日本史に接したことがない。

そんなある日、
会社のヤクザな方(見た目ね)と飲んでいて、
日本史の話に。
それが顔に似合わずマニアで。
私の興味をそそるように話てくれる。

少し前にも、東大の助教授の歴史マニアと飲んで、
歴史についていろいろ教えてもらった。


てな訳で、今まで何度かチャレンジしている日本史攻略をしようかと。
本当に、恥ずかしながら弥生時代の次が何時代なのかもわからない状態…

高校の教科書を読んでみたり、よくわかる日本史みたいな本を読んでみたりしたけど、
長続きしない…


そこで、歴史小説を読むことにした。
歴史なんてどうせ、真しやかに書かれた過去の書物をひねりあわせて、
真実っぽい部分を拾って繋ぎあわせたもの。
所詮過去の書物も物語のようなもの。
現代のマスコミと同じで、書き手の意図が入った時点で事実ではない。
ならば小説と同じこと。

本を読むことは好きなので(正し、金に糸目をつけない上、
睡眠時間を削ってまで読んでしまう為自制が必要なのだが…)
歴史小説を読むことにした。
今までオヤジ臭いと手を出さなかったが、
もう歳も歳だし、所詮オヤジみたいなものだからイイヤと早速本屋へ。

そこで見つけたのがこの本。

講談社文庫
直江山城守兼続
近衛龍春

今の大河ドラマでやってるから平積みは兼続三昧。
ドラマは見てないので、本で読んでみようとゲット。
ドラマで見ると、映像が思い出されて想像力があまり掻き立てられないから好きじゃない。

なぜこの本にしたかって?
゛秀吉も惚れる。「義」を貫き通した男の生き方゛
このキャッチに秒殺された。
男が惚れる男ってのに弱いんだよね…
貫き通すとか聡明とか利発という言葉にも弱い。


どんどん読み進めたいのだが、同じような名前が出てくるわ出てくるわ。
系図書かないとこんがらがるし!
でもはまっちゃう。
面白い!!
なかなか普通の小説の3倍くらいの時間がかかるが、
道路地図を広げ、イメージを膨らませて読むとはまる!!

幼い頃から歴史好きな父親にいろいろな史跡に連れていってもらっていた為、
読んでいても、あの山か!と思えたり、
舞台となる新潟富山長野群馬栃木埼玉は比較的慣れ親しんだ土地なので、
距離感も掴みやすく、イメージもしやすく、この時から同じ地名なんだ~と思ったり、
面白い!!

まだまだ途中で兼続が20歳になったばかり。没するまであと40年分読むんだけど、
飽きずに読めそう!

兼続がこの聡明さで20歳ということに驚きながら読んでます。


是非一度、歴史小説に手を出してみては?