こんにちは!

 

みなさん、台風は大丈夫でしょうか?あせる

こちらは直撃ではなかったのですが、天気が悪いし、

体調もあまりすぐれないので

読書と昼寝をしてぐーたら過ごしました。

 

最近ほとんど動いていないので

太りすぎな気が…ヤバイかな…滝汗

 

ビーグルしっぽビーグルからだビーグルからだビーグルからだビーグルあたま

 

今日は又吉直樹さんの「劇場」を読みました。

 

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<感想> ネタバレあり

1作目の「火花」はまだ読んでいないが、

純文学が好きという又吉さんらしい文章と世界観に冒頭から引き込まれた。

 

主人公の永田は、演劇に青春をかけているが、

主宰している劇団は世間に全く評価されていない若い男。

ある日、永田は街中で出会った沙希という女性に声をかける。

その声のかけ方からして、永田はあまりにも変人で、

もし自分が沙希だったら全速力で走って逃げるだろうと思う。

 

しかし、優しい沙希はそんな永田を受け入れ、評価する。

やがて二人は付き合い始めるのだが、

沙希はヒモのような生活を続ける永田に尽くす。

しかし、恋愛に不器用で、自己中心的な永田の態度は

次第に沙希の心を壊していく。

 

永田のダメ人間ぶりと複雑な思考回路にはイライラするが、

読み進めているうちに、誰にでも(特に若い頃は)

そんな部分があるのかもしれないと、

永田を嫌な奴と思えなくなってくるから不思議である。

 

この二人の関係性のみを聞いたとしたら

「そういう夢追い人と尽くす女性って、結局うまくいかないんだよね~」と

わかったような感想を漏らしてしまいそうな

ある意味わかりやすいストーリーではあるのだが、

決して単純な恋愛小説ではない重さが

この小説の面白さだと思う。