栗駒山登山(中央コース)
先週末の土曜日に栗駒山を登ってきました。
栗駒山の紅葉は全国的にも有名で、シーズン中の周辺道路は激込必至、特に登山口のイワカガミ平は満車になり次第、交通規制が入るため、事前に栗原市に電話で確認を取ってみたところ、「日によってことなるが、参考までに前週の土曜日は7時30分ころにはすでに満車だった」とのお話だったので、イワカガミ平に7時到着を目指し、4時起きで仙台を出発。東北自動車道泉インターから高速に乗り、若柳金成インターで下りて案内看板を頼りにひたすら栗駒山を目指す。
岩手・宮城内陸地震で甚大な被害を受けた栗駒山は今年の五月に二年ぶりに宮城県側の道路が開通したばかり。道中『祝 開通』ののぼり旗がそこかしこで見受けられた。復興作業は現在も続いている。
道路ぎりぎりまでこんな感じ。
そんな災害の爪後を眺めながらひたすら登り続けること30分くらいでイワカガミ平に到着。時刻は6時10分。仙台の自宅を出たのが4時20分だったのでわずか2時間足らずで登山口のイワカガミ平に到着したことになる。日頃から“せっかちさん”の称号をほしいままにしている自分だがいくらなんでも到着早すぎ。てかまだ日の出前だし(汗)。
せっかくだから日の出くらい拝んでから登ろうと待つこと10分。イワカガミ平からのご来光。
こちらはふり返って眺めた栗駒山。ガスがかかっていて何も見えないが、虹がかかっていることを吉兆の証しとしよう。
それでは出発。
本当は「東栗駒山コース」から登りたかったのだが、あいにく前日の豪雨で登山道はドロドロ。。しかも東栗駒山コースは途中で100mくらい沢があるので今回は無難に「中央コース」から登ることにする。
中央コースの登山道は石を敷き固めて奇麗に整備されているので山登りが好きな人には物足りないかもしれないが、ビギナーや女性の方にはとても登り易いコースとなっている。
30分くらいで石畳が終わり、ちょっとした尾根に出る。山頂付近はガスに覆われている。
ここで東栗駒山コースと中央コースが合流する。栗駒山山頂まではあとわずか。
んで登り続けること一時間、栗駒山山頂(1627m)登頂。時刻は7時20分。いくらなんでも早すぎだろ。。
濃い霧が立ち込める山頂にはこの日一番乗りと思われる登山者が一人いるだけだった。さ、帰ろっと♪(笑)。
前にも書いたが ワシの下山は千日回峰行者も真っ青なくらいめっぽう早い。そのあまりの早さにガンデン・ティパが金剛大阿闍梨の称号授与 について具体的な検討に入っているとかいないとか。(←うそうそうそ)。
下山開始が7時半だったので40分で戻ってきたことになる。なお駐車場はすでに満車。
あまりにも早く戻ってきてしまったので(←というよりも登山開始時刻が早すぎ)軽く紅葉狩りなどをして時間を潰し、10時の開館時刻にあわせてお次は温泉に向かう。
やって来たのは『くりこま荘
』さん。ここも宮城・岩手内陸地震の影響で営業を中止していたが昨年10月に営業を再開。7名の尊い命が失われた『駒の湯温泉』はここの目と鼻の先にある。
ロビーはこんな感じ。東北の山荘に熊の毛皮の敷物は欠かせません。
ここで入浴料(500円)を払って入浴させてもらいます。
趣のある男風呂の内湯。もちろん他に入浴客はいない。いやがうえにもテンションが上がってくる(笑)。
こちらは露天風呂。
露天風呂の湯船から眺めたロケーション。そのあまりの素晴らしさに思わず全裸で森の中にかけ出したくなった。
泉質、ロケーションともに最高だったが、イノシシ・カモ・鹿の肉を使った名物のジビエ料理「マタギ膳」がとても気になった。次回はそれを食べに来よう。
山登り、温泉、ときたら蕎麦は欠かせない。湯上がりは町まで下り、マタギの親方がやっているお店、その名も『狩人
』にて名物料理の熊そばをいただく。
熊肉はニンニク、胡椒、唐辛子でよく炒めてあり、さらに加わるネギで獣臭さは消され、熊肉から出たものなのだろうかスープの表層に浮いた油が蓋代わりになって食べ終わるまで熱々です。ピリ辛のスープがまた美味。お蕎麦の麺は太めです。
以前は付いてこなかった気がするご飯がちょっと余計な気がしたのでおばちゃんに「ご飯要りません」と断ったところ「スープをかけて食べると美味しいからやってみて~♪」と言われて素直に従ったところこれがなかなか美味しくて気がつけば完食。いや~ごちそう様でした^^
結局、仙台を出て栗駒山を登り、温泉に入ってから熊そば食い終わったところで時刻はまだお昼前。う~む、早起きはしてみるもんだな(←平日の朝はちょー弱い)。
そんなワケで只今日本の秋を絶賛満喫中のチベせん、次はどこへ行く・・・